昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

京成小岩駅徒歩7分で200万円という超お得物件のはずが…不動産投資家が経験した「借地権つき物件」の“恐ろしいトラブル”

2022/02/17

genre : ニュース, 社会

 最近は不動産価格が高騰しており、普通のサラリーマンではマイホームに手が届かないようになってきました。そこで脚光を浴びているのが「建物は自分のもの」「でも土地部分は借り物」という、借地権の物件です。

 土地部分の賃借料(地代と言います)を毎月払う必要があるのですが、そのかわり時価よりも何割か安く家を購入することが出来ます。地代を滞納しなければ追い出されるようなこともないため、予算を抑えてマイホームを手に入れたいという人にはうってつけというわけです。

 しかし良い事ずくめかというとそうでもなく、一般的に言われるデメリットのほかにも、体験しないとわからないような落とし穴がいくつかあります。

筆者が購入した借地権つき物件の外観
内外装ともに大きくリノベーションした

 私は不動産投資家として借地権の戸建てを保有しているので、購入→リフォーム→改築→賃貸(もしくは売却)と、普通の方が一生かけて体験するような苦労を半年くらいで全部済ませました。その際のエピソードを織り交ぜつつ、借地権もののヤバい点をお伝えしたいと思います。借地権ものの物件を買うなら、必ず先に勉強してください。マイホームがお得な「不動産」になるか、ヤバい「負動産」になるかの分かれ道ですよ!

借地権には更新料が発生する

 先に、一般的な借地権のデメリットから解説します。ここでビビってしまった方は借地権ものの購入には向きませんから、所有権の物件や、借地権でも区分マンションなど、管理をある程度委託できるものを探したほうがよいでしょう。

 一番のデメリットは更新料です。借地権には期間があり、それを超えて土地を借り続けたい場合は、基本的に更新料を地主に支払う必要があります。これは旧法借地権が適用された土地と、新法借地権が適用された土地で細則が違うのですが、おおむね20年から30年、特殊なケースで60年だと思ってください。

 金額は更地価格の3~5%が相場と言われており、都心などの好立地では割増されるケースもあります。これをきちんと積み立てておく必要があるわけです。