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たった3日間。隔離の身であるから、贅沢など望まない――。
そう思っていたのだが、入所2日目にしてガチャの内情を知ることになる。筆者の他に4名の同行者がいたと上記したが、2人の宿泊状況などを知れば知るほど驚きを禁じ得なかった。
他の人たちの宿泊状況はいかに
彼らは、1日違いの別便で帰国する行程だったため、昨夜到着した我々一行とは違う施設に入所したという。1人は、江東区のアパホテルへ。もう1人は、同じ和光市にある国立保健医療科学院へ。アパホテルに入所したA氏から、室内の写真が送られてきた。
広々としたツインルーム。入所というよりは、“入室”である。続けてA氏は、「加湿器もある~!」と興奮気味にLINEを送ってきた。私は、「これが隔離ガチャか」と理解した。
国立保健医療科学院は、どうだろう? スマホのマップを見ると、ほぼお隣さんに位置している。調べると、似たような構造であることもわかった。国立保健医療科学院のB氏から、画像が送られてくる――。
税務大学校と同じく1Kの間取り。国立保健医療科学院の方がやや開放感があるが、ほとんど内観は変わらない。「A氏のツインルームがうらやましい」という正直な気持ちはあったが、税務大学校と国立保健医療科学院にはベランダがある(ただし、ベランダには出てはいけない)。ホテルよりも窓を開放できるため、心地よい風が入ってくるのは、我々の利点だろう。住めば都である。