スマホアプリ『マンガワン』で、鳥取県米子市にある繁華街・ヒマチ(朝日町)から、全国1位の店を目指すキャバクラ経営マンガ『ヒマチの嬢王』を連載している茅原クレセさん。Twitterでもキャバクラにまつわる漫画を毎日投稿して、26万人ものフォロワーを集めています。なぜこんなにも話題を集めるのでしょうか。作者の茅原クレセさんに、ファンを魅了し続ける努力の裏側をお聞きしました。(全2回の2回目。前編を読む)

「常識外れな客でも、ふわっと受け止め、うまくあしらえるのが一流のキャバ嬢さんなのかなと思う」と話す茅原さん(歌舞伎町のキャバクラ「WMWM(ウェーブ)」にて)

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毎日マンガ投稿を始めたらフォロワー3000人から4.5万人に

歌舞伎町元NO.1キャバ嬢・アヤネの経営は、ヒマチの人々を巻き込み盛り上げる

──歌舞伎町の元No.1キャバ嬢・アヤネが全国1位の店を目指す、キャバクラ経営マンガ『ヒマチの嬢王』は、本編の面白さも評判ですが、茅原さんが毎日投稿されているTwitterマンガでも大人気です。なぜ、Twitter投稿を始めたのですか?  

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茅原クレセ(以下、茅原) 連載を始めた頃、一人でも多くの人にマンガを知ってもらいたくて、Twitter投稿を始めました。でもなかなかフォロワー数が伸びなくて……。フォロワーを増やすために、2021年3月から1日1話、キャバクラ勤務時代のネタをマンガで投稿し始めました。

 マンガ投稿を始めるまでのフォロワー数は3000人くらいでしたが、毎日マンガ投稿を始めたら、一気に4.5万人に増えました。

 ただ、もうキャバクラは辞めてしまっていたので、ネタがいつまで持つかなという懸念はありました。

 そんな時、「“キャバクラあるある”を募集して、それをマンガ化してほしい」というリプライをもらったんです。それならネタにも困らないし、いろいろなエピソードが聞けるのは面白そうだと、さっそく体験談を募集しました。お寄せいただいたエピソードを1日1話マンガ化していたら、フォロワー数が26万人まで増え、毎日多くの方からエピソードを送っていただき、楽しくマンガに描かせていただいています。