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吉田夕梨花「この子はよく曲がってくれる」、藤澤五月「はいさい、はいさい」…ロコ・ソラーレの名言&ナゾ発言を振り返る

気になったことを事情通の両角公佑選手に聞いてみた

2022/02/21
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夕梨花選手は物事に対するコメントの切れ味がハンパない

――両角選手から見て、夕梨花選手はキャラクター的にはどうですか?

両角 基本的に物静かな人なんですけれど、いい具合に毒も持っているのがギャップがあって面白いですね。物事に対するコメントの切れ味がハンパないことがよくあって、そういう時には、彼女の義理の兄であるコンサドーレの松村雄太選手なんかと「“黒夕梨花”が出た」などと笑い合っています。

 あとは一度、彼女の得意なウィックショットについてアドバイスを求めたら、「言われたところに言われたウェイトで投げればいいと思う」とアドバイスをくれて、「ありがとう」と返事をしたけれど、内心では「それができねえから聞いてるんだよ」とちょっと思いました。

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難易度の高いウィックショットを当然のように決める吉田夕梨花選手 ©JMPA

兄の友佑選手がやらかした“ミス”

――スキップの藤澤五月選手に行く前に、両角選手の身内のミスを追及します。

両角 なんですか、身内って。

――今回、解説者として北京入りしていた兄の友佑選手です。

両角 あの垂れ目のパンダ野郎が何かやらかしましたか?

――はい、若干。ラウンドロビン(総当たりの予選)のイギリス戦で友佑さんが「ロコ・ソラーレの狙いは」と言おうとして、「ロコ・ソラーレの呪いは」とありえない噛み方をしました。そのイギリス戦は敗退。決勝は金村萌絵さんの解説だったのですが、ネットでは「やっぱり呪いが……」との声も。

両角 あー、ちょっと話題になっていましたね。あの人、割と滑舌はいいんですけどね。チームメイトの岩井(真幸/まさき)さんの「マサ」と、宿谷(涼太郎)くんの「リョウ」を言い間違えたりは時々しています。とにかく「呪い」はひどい噛み方でしたね。身内としてチームメイトとして謝罪します。ビンドゥンドゥンを買ったらしいので没収しておきます。

英語、日本語、北海道弁の3カ国語でコミュニケーション ©JMPA

藤澤選手の「はいさい、はいさい」の意味は?

――さて藤澤選手。彼女の不思議なコールがSNSなどで話題になっていました。面白かったのは「はいさい、はいさい」というコールについて、「さっちゃんがいきなりうちなーぐち(沖縄の方言)を連発」とか「北京が寒すぎて沖縄が恋しくなったんだ。いつでもおいで」的な反応が……。

両角 面白いですね。でも、きっとそれは「ハイサイド」です。ちょっとマニアックなのですが、右利きの選手が時計回りのターンで投げたときに、狙ったストーンを半分に割って進行方向左側のサイドのことですね。そっち側にきっちりめんそーれさせたい、というコールですね。ロコは以前、沖縄合宿もしていましたけど、「はいさい」ではなさそうです。