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「これからどうやって生きていくん?」「親がかわいそう」…元競泳ジュニア日本代表のAV女優“新海咲”が明かす“周囲の愕然”に対する切実な心情

「これからどうやって生きていくん?」「親がかわいそう」…元競泳ジュニア日本代表のAV女優“新海咲”が明かす“周囲の愕然”に対する切実な心情

新海咲インタビュー #2

note

「AV女優」に向けられる目

――逆に、と言いますか、子どもを持つことになったときに、子どもから「ママ昔AVに出てたの?」と尋ねられる場合もあるかもしれません。そうしたことについて考えたことはありますか?

新海 私、子どもほしくないんですよ。結婚もあんまり。まだ若いからかな? 

 AV女優という職業が認められる世の中になってきている。一方で、まだ否定的な意見も多いから、そういうふうに言われるのもわかる、っていうのが正直な感覚ですかね。とはいえ、AV女優という職業のすべてを否定したりするのも違うし、すべてを肯定したりするのも違うなって思います。

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 ただ、1人の女性が「したい」と決めたことは周囲が応援してあげればいいじゃんっていうくらいの世界になれば良いのかなって。

 

――とはいえ、自分の与り知らないところで、根も葉もない噂が囁かれるようなこともあると思います。地元に帰りづらいと感じることはありますか?

新海 地元を歩いててバレるのはやっぱり嫌ですね。親とかには会おうと思いますけど、なんかやっぱり……。

 AV女優を白い目で見る人って多いと思うんですよ。でも、そういう人と関わろうとは思わないから、なるべく地元には帰らないですかね。

 結婚についてもそうで。「AV女優と結婚したい人なんていないだろ」っていう世間の声もありますけど、こちらとしても「AV女優を仕事として認められない人と結婚したくないし」みたいな。こっちから願い下げです! というか。

 色んなAV女優さんがいて、色んな人がいて、色んな考え方がある。職業がただAV女優だっただけで。それをただ職業だけで判断する人は、嫌ですよ。