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「女性をターゲットにしても失敗する」が定説…それでも今アダルトグッズショップに女性客が増え始めている“納得の理由”

2022/03/28

ウーマナイザーの次に売れる物

「ウーマナイザー」によって、アダルトグッズを手に取る女性は増えた。しかし、「ウーマナイザー」にはひとつだけマイナスポイントがある。それは、高品質ゆえに、価格が高額なのだ。新商品「WOMANIZER Premium 2」の価格は公式サイトによると、25000円。興味があるからと言って、気軽に試すには勇気のいる値段だ。

 実際に、アダルトショップの中にも、価格を理由にウーマナイザーを置いていないというショップもある。都内のあるショップに営業に行った際、他店舗でウーマナイザーが売れているという話を振るとこんな答えが返ってきた。

「話題ですよね。ただうちは置いてないんですよ。価格が高いから、ずっと棚に残っちゃう可能性もあるので。棚効率を考えて控えています」

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 ウーマナイザーに限らず、高額商品は、買ってくれれば利益が大きいが、高額ゆえに売れ残るリスクも大きい。特に、売り場面積の小さく、扱う商品を厳選している都市型店舗では、高額商品を控える傾向にある。

©iStock.com

 そういった店舗がウーマナイザーの代わりに販売しているのが、低価格帯の吸引ローターだ。アダルトグッズメーカー各社は、ウーマナイザーブーム以降、吸引ローターを次々と発売している。安い商品では3000円台から購入でき、挿入部分がついていたり、温かくなる機能があったりと、スペック面も充実している。わたしの在籍するアダルトグッズ販売ブランド「タマトイズ」でも、2022年2月に挿入できる吸引ローター「Sweet Surrender」を発売した。7パターンの振動と充電式でありながら値段が手ごろな点が好評で売れ行きも好調だ。

 さらに、ウーマナイザーによって広がった客層を取り込もうと、吸引以外の女性向け商品も次々に発売されている。最近、流行っているのは、ピンポイントローターと言われるアダルトグッズ。女性向け市場の広がりを感じ、各社、ウーマナイザーの次のヒット商品を考えている。