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〈懲役17年が確定〉警察署から48日逃走男・樋田淳也は刑務所仲間に「捕まらんから」と豪語していた

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「指名手配の写真とは似ても似つかなかった」

「2人はしばらく野宿していましたが、天候が悪くなってきたので倉庫を開放しました。『お礼に仕事はないですか』と言われ草刈りを頼むと、軽トラいっぱいに草を刈ってくれた。坊主頭で真っ黒。指名手配の写真とは似ても似つかなかった」

 支配人に「櫻井潤弥」の偽名で残した礼状には「周防大島での最高の思い出ができました」と記し、再訪まで誓っている。

 強盗致傷、強制性交罪、窃盗罪、加重逃走罪と罪を重ねてきた樋田容疑者は、1987年12月、大阪府松原市に生まれた。警察沙汰は日常茶飯事だった。

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樋田の刺青

「8年前にも20人くらいの警察官が自宅を囲んで、淳也は屋根を伝って逃げ回っていました」(近所の住民)

 逃げ足の早さは“鍛錬”の成果だと、かつての刑務所仲間が振り返る。

「淳也はひょろっとして見えますが、意外に筋力がある。刑務所でもスクワットや腹筋を毎日軽く100回はやっていた。中の運動会では800メートル走に出場していました」

 樋田容疑者の親友という人物は、こう語る。

「30キロ程離れたうちと淳也の実家を、毎回、愛用のロードバイクで往復していました。一緒に自転車で移動したこともあるけど、とても追いつけなかった。

 本当に人懐っこい性格で、道端でも誰彼構わず話しかける。今回も、見ず知らずの人と旅をしていたと聞いて、淳也ならやりかねんなって。真面目に刑期を全うしたら、一緒に頑張ろうって伝えたかったのに……」