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あの“悪役”がついに主役に! 『スター・ウォーズ』ファン待望、スピンオフドラマの最新作

2022/04/13
 

 世界中の『スター・ウォーズ』ファンを失望させた映画の続三部作(エピソード7~9)。一方、入れ替わるように配信が始まったスピンオフドラマ『マンダロリアン』は多くのファンを魅了し続けている。その人気作に続くドラマ最新作がファン待望の『ボバ・フェット』(ディズニープラスで配信中)だ。

 覆面とアーマーに身を包んだ謎の賞金稼ぎボバ・フェット。元々、旧三部作(エピソード4~6)での登場シーンは計6分半ほどで、台詞もわずか4行。だが、そのミステリアスさからファンの想像を喚起し、シリーズ屈指の人気キャラとなる。その人気を受けジョージ・ルーカスは後に製作した『エピソード2/クローンの攻撃』にボバを登場させ、彼の出自を描いた。“悪役”のボバは『エピソード6/ジェダイの帰還』で砂漠の人食いクリーチャーに呑み込まれたが、『マンダロリアン』シーズン1の第5話でトレードマークの拍車音と共に足元が映り、ファンは彼の生還を期待した。そして、ついに同作シーズン2で再登場。素顔を晒し現れたボバはローブを纏い、手には見慣れぬ杖状の武器。その古風な出で立ちはまるでジェダイのようだった。いかにして彼は窮地を脱したのか。謎に包まれた過去が本作で明らかとなる。

©佐々木健一

 死の淵から舞い戻った彼に教えや武器を授けたのは、同じく悪役の砂漠の種族タスケン・レイダー。通称「サンド・ピープル」と呼ばれる彼らはあのダース・ベイダーが誕生するきっかけを引き起こした。だが、そんな彼らにも道理があり、守るべきものがある。偏見を捨てて、相手を敬う。ボバと彼らが言葉を交わさずに心を通わせるシーンは必見だ。彼らとの交流を経て、ボバは賞金稼ぎから足を洗い、町を守護する闇社会の“親分”となる道を歩んでいく。

「俺は尊敬の心で支配する」

 ファンに愛されたアウトローは、弱きを助け強きを挫く正義漢に生まれ変わったのだ。

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