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「モンスターボックス22段を跳べたのは池谷さんが…」ケイン・コスギ(47)が語る『スポーツマンNo.1決定戦』の“舞台裏”

ケイン・コスギさんインタビュー #2

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――ケインさんは『SASUKE』にも出場していましたが、その時もトレーニングは変わるんですか?

ケイン 『SASUKE』は手を使って登ったりすることが多かったので、上半身を中心にトレーニングしてました。

 でも『スポーツマンNo.1決定戦』と『SASUKE』ではメンタルの部分が一番違いましたね。『スポーツマンNo.1決定戦』はほかのアスリートや芸能人との戦いなんですけど、『SASUKE』はあのセットに対する自分との戦いみたいな感じなので。

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――そうなると、失敗した時の心境も全然違う。

ケイン 悔しさで言ったらやっぱり、アスリートや芸能人に負けた時のほうが悔しかった。例えば、『スポーツマンNo.1決定戦』で池谷さんに負けた時のほうが、『SASUKE』で失敗した時より100倍悔しいです(笑)。

 ただ、プレッシャーという部分では『SASUKE』のほうがありましたよ。『プロスポーツマン大会』はいくつか種目があるので、1つの種目でうまくいかなくても、別の種目でポイントを稼げば何とかなる。でも『SASUKE』は本当に1発勝負で、1回落ちたらもうアウトじゃないですか。だから緊張感がすごかったです。

室伏さんは「本当に同じ人間なのかな?」と…

――ちなみに、ケインさんが「この人には敵わない」と思ったアスリートや芸能人はいるのでしょうか。

ケイン それはもう、ダントツ1位で室伏(広治)さんです。「この人は本当に同じ人間なのかな?」と思うくらいすごかった。

 僕は武道をやっていたので、対面した時に何となく「この人には勝てる、この人には勝てない」みたいなのがわかるんですよ。それで、室伏さんを初めて見た瞬間、「この人はめちゃくちゃヤバイ」と。ドラゴンボールのスカウターが割れるくらいの戦闘能力を放っていました。実際、とにかくパワーがすごかったし、スピードも大畑さんに負けないくらいありましたから。

――室伏さんは実力が圧倒的過ぎて1回で殿堂入りしたという噂もありますよね。

ケイン 室伏さんがそのまま出続けていたら、多分誰も勝てなかったと思いますよ。それくらいすごい能力を持った方でした。

写真=石川啓次/文藝春秋

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