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〈江東マンションバラバラ殺人〉肉骨片を前に「以上が、遺族の元に還ったAさんの全て」 犯行後も“何食わぬ顔”でテレビに出た犯人の“性奴隷”計画
江東マンション神隠し殺人事件#2
星島が語った、女性との交際経験がなかった“原因”
昨今の裁判員裁判では、遺体の写真は「刺激証拠」と呼ばれ、その取り扱いには注意が払われている。白黒に加工する、イラストにするなど、元の写真を裁判員に見せない配慮がなされる。そのうえで、刺激証拠を見せる旨を、前もって告げて覚悟をさせるなどの流れがいまでは一般的だ。だが当時は加工のない遺体写真が映し出されていた。
Aさんがかつてアルバイトとして働いていた現代美術の画廊の経営者が調書で、彼女の人柄を振り返る。
「明確に将来の夢を持っていた。アートのことを勉強して、将来ファッション業界で働きたいと言っていた。あるレセプションでは得意の英語でインタビューをしてくれた。物おじせず、いつも自信を持って仕事に取り組んでいた……」
将来に向けて邁進するAさんを突然襲った星島は、事件を起こすまで、給料が入るとデリヘルや風俗に通っていたというが、女性との交際経験はなかった。それは“幼い時の両足のやけど”が原因だったと、自ら語っている。
現実の女を好きになろうとしたことは一度もない
星島「キモいと言われるのが絶対に嫌だったと思う。もしそんなことを言われたら殺してしまうかもしれません」
検察官「世の中の全ての女性があなたを馬鹿にすると?」
星島「男も女もです。また私も馬鹿にしてます」
検察官「だから現実の女性に声をかけても無駄だと思っていたんですか?」
星島「はい、いつかやけどの痕を見られて、気持ち悪い、そう言われると思っていました」
星島はやけどの痕で幼少期にからかわれ、親に相談したが、逆に怒られたという。こうした体験から「庇ってくれなかった」と感じ、事件当時は「殺したいほど憎い」のではなく「殺す」と思っていたとも語った。
検察官「女性の好みはあったんですか?」
星島「体格的なものやフェチなどは特にないです。精神的な優しさと、受け入れてくれる器の大きさがあれば……」
検察官「芸能人での好みは?」
星島「全くありません」
検察官「どうして?」