強く、気高く、美しい姿でありながらベルトも狙う
――ありがとうございます。今年はDDTの旗揚げ25周年、そして来年はご自身のプロレスデビュー10周年です。プロレスラーとしての今後の目標を教えてください。
赤井 私はデビューした時から、プロレスを知らない人を巻き込みたい、もっとプロレスを見てほしいと言い続けています。DDTはエンターテインメント性が強くて、興味を持ってもらう可能性は広いと思っているので、引き続きプロレスを1人でも多くの人に知ってもらって、好きになってほしいというのが目標です。
あとは、自分の中で「強く、美しく」というのも目標に掲げているんですよね。強い人って、背負っているものとか、中身とかも含めて、人間的に美しい人が多い。だから私もそれをもっと目指したい。強く、気高く、美しい姿でありながら、お客さんにいい試合を見せていきたいと思っています。もちろん、ベルトも狙いにいきますよ。
――引き続き、芸能活動と二足の草鞋で活動されていくんですか?
赤井 実はいま、“三足目の草鞋”を履きたいなと思っていて。2022年内には、子どもの頃から興味を持っていた“美容”のお仕事を形にしたいと考えています。これまでずっと「強く、気高く、美しく」というのを掲げて体型をキープするように努力してきたんですけど、それをファンのみなさんにも体感してもらえるようにしていきたいです。
――美容系の三足目の草鞋ですか。もしかして、すでに何か動かれている?
赤井 2021年の秋頃から美容の学校に通っていたんですよ。海外でも統一されている国際ライセンスがあって、それを取るために。学校では解剖学や栄養学、ホルモンとかについて学んでいました。「副腎皮質から何ホルモンが出るかとか、知らんって!」と思いながら、ファミレスとかでめっちゃ勉強してましたね。
しかもこの前、プロレスの連戦があった直後に卒業試験だったんです。だからめちゃくちゃ忙しくて、今までで一番バタバタしていて(笑)。
でも、プロレスも芸能活動も、そして美容についても、全部100%で取り組んでいました。それはこれからも変わりません。
写真=石川啓次/文藝春秋