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「『儲かっているでしょ?』なんて言われますが…」TV番組でおなじみ“スーパーアキダイ”社長の“意外な実生活”

「『儲かっているでしょ?』なんて言われますが…」TV番組でおなじみ“スーパーアキダイ”社長の“意外な実生活”

『いつか小さくても自分の店を持つことが夢だった スーパーアキダイ式経営術』より #1

2022/05/16
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お客さんのために、昼食抜きも当たり前!?

 アキダイは本店支店合わせて6店あり、1店舗につき2人程度、全店で12~13人ほどで市場に仕入れた商品を引き取りに行きます。関町本店の場合、4tトラックを2往復するので、一日に8tほど仕入れている計算ですね。第1便が朝7時に店に到着。すぐに荷下ろしをして、第2便が着くのは開店時間10時の1時間ほど前の9時過ぎ。第1便の到着が7時と八百屋にしては決して早い時刻ではないのは、周囲が住宅街なので騒音などで迷惑をかけたくないからです。

高校生時代(秋葉氏提供)

 関町本店では、早朝6時に15人ほどのスタッフが出勤し、開店準備を始めます。第1便が到着したら、ジャガイモやキュウリなどは小分けして袋詰めしたり、カボチャを切ってラップで包んだり、バックヤードでの作業が続きます。アキダイに限らず、どの店でも一番忙しいのが仕入れのトラックが着いてから開店までの時間帯。

 店を開けると昼ご飯の買い物のお客さんが来店し、ひと息つくのは正午過ぎくらい。従業員にはシフトの順番で昼休憩をとってもらい、僕らも昼食の時間を迎えます。ただ、僕は手の空いたときに食べるので、お昼ご飯の時間は日によってまちまち。

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 仕出しの弁当を週2回くらい利用しているんですが、お弁当なので食べている最中に用事が入っても、蓋を閉めて後で食べられるので重宝しています。バタバタしているときは昼食抜きということもある。でも、30年もお客さん商売をやってきたので、お客さんが第一というのが体に染みついちゃいました。

 空腹だから動けないということなどないし、仕事のときは体が勝手にそういうモードに入るみたいです。トイレも同様で、用を足したいなと思ったときに限って、急にお客さんが増えたりするものですが、不思議なもので我慢できちゃうんです。体には悪いかもしれないけれど、若い頃から店に立つと仕事が最優先という体になっている。面白いもので、閉店時間を過ぎ〆めの作業を終えて店を出た途端、お腹が減ったり、トイレに行きたくなったり……不思議なものですね。

 夕方になると晩御飯の買い物のお客さんで、店は再び忙しくなります。店頭はお客さんでごった返していますが、午後4時くらいから各支店が翌日の仕入れの伝票を送ってくるので、僕は事務所に戻り、伝票の数字をすべて確認しながら最終的な仕入れの品目と数量を決めます。全6店舗分なので、どうしても時間はかかってしまいます。おまけに最近、歳のせいで眼が弱くなったので、地味に苦労しています。