偏差値40の人は下位15%~16%くらいに相当するようで、つまり100人の同級生でだいたい84番目の学力だということです。
結論を申し上げると、そのような状況からでも十分行けると思います。
でも、この質問だけでは判断しようがありません。通っている学校の偏差値なのか、学校内の偏差値なのか、模試の偏差値なのか、全体の科目でそれなのか、1つの科目だけそれなのか人によって状況が全然変わってきますので答えられません。
偏差値40という場合に、最も注意しなければならないのは、高校の偏差値が40という状況です。
高校偏差値40からの難関大学受験
その理由は母集団の問題です。中学受験の偏差値40や、学校・模試での偏差値40は、母集団が早期受験をする層や、大学受験を対象としている模試を受けるような進学校の優秀な層の中での争いになります。
例えば、開成や灘など、超進学校の中での偏差値40であれば、早稲田は普通に入れるでしょう。でも通っている高校の偏差値が40のときは、話は別です。単純計算で日本の高校生全体の下位15%~16%になってしまいますので、かなり厳しい状況になります。
高校偏差値40から大学に進学しようと思っても、並大抵の努力では最難関大学に辿り着けません。でも、希望を持てることも教えます。それは早稲田に入れた私の高校の偏差値が40だったという事実です。
一番の解決策とは
偏差値40の高校から、私は早稲田に届きました。似たような環境から難関大に行った人のサンプルがほとんど確認できない時代でしたので、道なき道を往くのはとても不安でした。でも、自分の経験から今は自信を持って言えます。勉強を真剣にやれば9年もかけなくても辿り着けると。
自分を信じて勉強する。人にふわっとした質問をするより、それが一番の解決策だったりします。