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ハーレーダビッドソンまみれの店

 オートバイのハーレーダビッドソンが好き過ぎて、それをテーマにしたパチンコ店「パチンコハーレー」を作ってしまった。そんな好事家が、1986年横須賀にいました。

ハーレーイーグルがあちこちの設備にプリントされている

 こちらが「パチンコハーレー」店内。そこかしこに「ハーレーイーグル」と呼ばれるトレードマークがちりばめられていますが、驚くのはその一角にある休憩コーナーでした。

休憩コーナーには多数のハーレーダビッドソンが

 お寿司など食事もできるスペースにはハーレーのバイクがずらりと並べられ、中央に巨大なハーレーイーグルの木像が。

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寿司などの食事コーナー中心に鎮座する圧巻の木像

 この木像、樹齢1000年の楠を3年間乾燥させ、3名の名工が一刀彫で1年かけ完成させた、世界最大のものだそう。こんなものまで置いてしまうとは、恐ろしい執念です。

ハーレー好きにはたまらない景品も網羅

 また、景品にもハーレー関係のバッジやステッカー、ボウタイなど様々なグッズが揃っていました。残念ながら現在は営業していませんが、まさにマニアによるマニアのためのホールだったのではないでしょうか。

パチンコホールで結婚式!?

 パチンコ市場30兆円&参加人口3000万人などと言われた、1990年代半ば。新規開店の勢いも止まらない中、銀座や池袋に「アイゼンラーガ」というゴージャスな店舗が現れ話題となりました。

銀座の地下に数百台が並ぶ

 写真は銀座店の様子ですが、仕事帰りのOLさんをターゲットにしたキラキラの内装となっていて、景品にもブランドバッグなどが置かれ「女性パチンコ教室」が開かれたりしていました。

 一方池袋店では7フロアのうち最上階を会員専用の「VIPルーム」に設定。出玉はあまり記憶にありませんが(笑)、インテリアなどに高級感が溢れていました。

パチンコ台が並ぶ中での結婚式

 また、このVIPフロアでは1995年に写真のような結婚式も行われ、従業員同士が永遠の愛を誓う様子が多くのマスコミに掲載されています。

 この時、ホール側は今後ファンの結婚式サービスも考えているとのことでしたが、何と翌年に突然休業してしまいました。