カナダ人の父と日本人の母の間に生まれ、05年にセクシー女優としてデビューするや、瞬く間にトップ女優となった小澤マリアさん。人気はアジア全域に渡った。

 しかし、5年たらずで引退。その後はストリッパーに転身し、16年にはフィリピンに移住。現在は同地にて高級ラウンジを開業し、そのほかにもカプセルホテルやサムギョプサル店、ダイビングリゾート開発を手掛けるなど、実業家として大成功を収めている。東南アジアを中心に芸能活動も行い、英語でも発信するYouTubeはチャンネル登録者数25万人に迫っている。

 スーツケース一つを手に異国の地に飛び込み、いかにして、成り上がっていったのか。ご本人に直撃した――。

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――現在のメインとなるお仕事は何になるんですか?

小澤マリア(以下、小澤) 今は歌舞伎町のバーとYouTubeがメインの仕事ですね。コロナになって、フィリピンはすぐロックダウンされちゃって、1か月待ってみたんですけど、お店も再開できなそうだったんで、その時に日本に帰ってきたんです。

 ただ、東南アジアで結構、私のことを知ってくれている人は多くて、6月にインドネシアのイベントに呼んでもらったので、行ってきます。タイとか中国とか、ちょこちょこイベントのお仕事があって、何だかんだと毎月違う国に行っていますね。

――海外で手広く事業を展開されていますし、今の小澤さんの肩書き的には実業家ですかね。

小澤 毎度、不安になるんですが、大丈夫なんですかね。私を実業家のカテゴリーに入れて(笑)。

「いつまでも有名でいられると思うなよ」

――そもそも、16年にフィリピンに移住したきっかけはなんだったんですか?