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“洗脳騒動”やセミヌード披露を経て…36歳になった元グラドル・小阪由佳が語る「今が一番人生でやりがいを感じている」理由

小阪由佳さんインタビュー #3

2022/06/05
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セミヌード披露の真相

――2012年頃、セミヌードを披露されていましたよね。保育とはどういう関係があったのでしょうか。

小阪 私の「こういう保育園があったらいいな」というのを実現するために、自分で保育園を作りたいと思うようになっていたんです。でも当時は保育園を作るのにかかる費用もわかっていなかったので、「セミヌード写真集が少しでも保育園作りの資金の足しになれば」と思って了承したんですよね。

 それに……世の中から見た「小阪由佳」って、あの激太りした姿のまま止まっているわけじゃないですか。やっぱり心のどこかで、ずっとそれが恥ずかしかったというのもあります。

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©️文藝春秋

 だから痩せた姿を世間に見せて、「今は這い上がって頑張っているよ」と伝える機会が欲しかった。そうすれば、それまでの人生に区切りをつけて、新たな一歩を踏み出せるんじゃないかと考えたんです。

 ただ、セミヌード写真集を出すなら保育園では働けないと思ったので、そのタイミングで3年ほど続けた保育補助の仕事を辞めました。

2012年に発売したセミヌードグラビア付きの告白本『失格アイドル』 (講談社BOOK倶楽部HPより)

「痩せたね、すごい!」という反響をもらって

――ちなみに、セミヌード写真集の反響というのは。

小阪 「痩せたね、すごい!」という反応をたくさんもらいましたね。短期間で20キロも体重を落としたから、美容やダイエットのノウハウを教えてほしいという声もたくさんいただいて。それがきっかけで、一時期はダイエットコンサルタントみたいなお仕事もしていました。

 それでもずっと心の中には「理想の保育園を作りたい」という思いがあったので、いろんなところでその思いを話していたら、共感してくれる不動産会社さんと出会うことができて。その会社に、「いろんな人が遊びに来れる」をコンセプトにした保育園を千葉に立ち上げていただいたんです。

©️文藝春秋

――そこでようやく、保育園作りに携われたんですね。

小阪 最初の2年くらいはがっつり現場に入っていたんですけど、徐々に軌道に乗ってきてからは、信頼できる園長先生に現場を任せられるようになっていきましたね。

 そのタイミングで、ほかの保育園のコンサルティングを依頼されるようにもなっていきました。

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