昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

 A子さんは2021年8月頃、国領駅での「大麻の取り引き」にも立ち会ったとも語っていた。小柳は受け取った「大麻のパケ」を持ってトイレに入り、靴下のなかにいれて自宅へと持ち帰ったという。

「A子についてきてもらった時に買ったのもCBDリキッド。たまたま電車で一緒だったので、『友達のところに行くけど付き合って』みたいな流れだと思います、多分。友人がたまたま成分濃度の高いものを持っていると聞いたので、譲ってほしいとお願いしたんです。金額はいくらだったかな、1万とか2万とかそのくらいだったと思います。そのことを取り引きって……取り引きっていうその表現が(そぐわない)」

©文藝春秋 撮影/細田忠

小柳につきまとう“違法薬物人脈”の真相

 A子さんは、連れられて行った広尾のダイニングバーや小柳の友人宅で、小柳を含めた複数人が「大麻を吸っていた」とも証言している。広尾のダイニングバーでは、「大麻を吸うときは路地に出ていた」と語ってもいた。

「友達はみんな40~50代ですよ。若い子とか、何もわからない子供とかならアレですけど、店の中でって他のお客さんもいるのに普通にそんな違法なやつを吸わないですから(笑)。

(路地には)俺も行ったって言っていました? じゃあそれはリキッドか何かだと思いますね、多分。それかリキッドを塗ったやつとか。そんな路上や路地でイリーガルなのはやらないですから、みんな大人で馬鹿じゃないですから。酔っ払って、これじゃあやってみようかみたいな感じのノリで、たまたまそれを見たんだと思います。それを記事的にもイリーガルにしたいんじゃないですか?

 電撃ネットワークは海外での活動期間が長かったし、パフォーマンスの内容も内容なので、そういうものをやっていると疑われがちなんです。海外も大麻が合法の国があるので、自分達から進んでではなく、海外のスタッフが『この州は合法だから』みたいな(ことはあった)。警察官も一緒になって吸ってたりもするので。かといって日本で同じようにというのはあり得ないですから。だったら海外に行けばいいだけの話ですから。

 自分たちの周りの友達も、捕まった芸能人がいたりすると、結局みんな一緒くたにされちゃうので。友達も何人か捕まったりとか。田代マーシーさんは元々同じ事務所で。出所してきた時に、自分達が2カ月おきにやっているイベントに『もう仕事ないだろうから』って次に捕まる時まで定期的に出演していたりとかあるので。やっぱり疑われることは多いですね。でも自分たちメンバー全員、みんなそんなので対象になったことないので」

 2021年9月、写真週刊誌「FLASH」が大麻の所持で逮捕された保坂学・耕司兄弟と芸能人との関係について報じた記事で、電撃ネットワークの名前があげられたことがあった。芸能記者が説明する。

電撃ネットワークYouTube公式チャンネルより

「保坂兄弟の住む通称・世田谷ハウスは、大麻やコカインなどの違法薬物の密売所になっていた疑いが持たれています。保坂兄弟は渋谷のクラブイベントや『フジロックフェスティバル』などの音楽フェスのプロデューサーをするなど、音楽業界では知られた存在。芸能人と知り合う機会も多く、有名な女優や俳優も“顧客”として出入りしていたとか。

 兄弟が2017年に恵比寿で和食レストランを開店したとき、レセプションパーティーには、電気グルーヴのピエール瀧や石野卓球のほか、電撃ネットワークのメンバーからも開店祝いの花が届けられていたそうです」

 当時、小柳の所属事務所は「FLASH」の取材に対し、《クラブでのイベントの仕事を保坂学さんがオファーしてくれたことがあり、メンバーの一人が花を贈ったものです。今回の逮捕のニュースは知っていますが、保坂さんが違法薬物と関係のある人物だとは初めて知りました》と回答している。

関連記事