5月26日、韓国の最高裁判所は上告を棄却し、元BIGBANGのV.I(韓国ではスンリ)へ懲役1年6カ月の刑が確定した。
かけられた9つの容疑
V.Iにかけられていた容疑は性売買斡旋、常習賭博、業務上横領、特殊暴行教唆などの9つ。このすべてで有罪となった。
2015年末から1月、投資を誘致するために日本や台湾、香港の実業家などを接待した過程で性売買斡旋が行われ、本人が直接、性買春に関与していたとされた(性売買処罰法違反)。
また、2013年12月から17年8月まで、米ラスベガスにあるホテルのカジノなどでおよそ22億ウォン(約2億2000万円)を使用し(常習賭博)、賭博資金として100万ドル(約1億2700万円)相当のチップを貸与する過程でへの申告をしなかった(外国為替取引法違反)。韓国では10億ウォン(約1億円)を超える外貨取引には企画財政部への申告が義務づけされている。
そして、役員として経営に参与していたソウル・江南にあったクラブ「バーニングサン」の資金5億2800万ウォン(約5280万円)を別の飲食店経営のブランド使用料に充てる目的で横領(特定経済犯罪加重処罰法違反)。さらに、16年に立ち上げた、芸能マネジメントや飲食業などを行う「ユリホールディングス」からも2200万ウォン(約220万円)あまりの資金を横領していたことが分かっている。これは会社の職員の弁護士費用に使用していた(業務上横領)。
2015年12月にはソウル・江南の飲食店で知人と飲酒中に口論となった他の顧客へ、組織暴力団に所属する人物を呼び、脅迫行為をしていた(特殊暴行教唆)。