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テントをめぐって勃発したバトル

 いずれもキャンパーの間では人気の高い高級テントと言っていい品ばかりだが、特に8代目のクーポラは、日本のキャンプブランドの老舗オガワ(キャンパルジャパン)が満を持して今春発売した「レイアウト自在の大型テント」で、そのお値段は、実に16万5000円。

これが問題の「クーポラ」 写真提供:RINさん

 だが、このクーポラ購入をめぐっては、夫婦間でバトルが勃発したという。

「これ、私に何の相談もなくこっそりポチってたんですよ(怒)。新しいテント欲しいなぁ、という呟きさえ、私は聞いてません。このときはしばらく口利きませんでした」

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 テントばかりではない。ランタンも7つあり、キャンパーの間で絶大な人気を誇るドイツの「ペトロマックス」製の灯油ランタンも当然のごとく購入済みだ。

「これも事前相談なしで、届いたときは、『見てよ、この輝き!』とか大興奮してましたが、ランタンに5万円払う意味がわかりません」

 テーブルやチェア、焚き火台も複数所有し、数回使用しただけで使わなくなったものや、買ってみたものの一度も使用することなく、仕舞われたままのグッズも少なくないという。

「この間なんて、夫が『初心を忘れないために、今回のキャンプは“2軍”で行く!』と言い出して、最近では使わなくなったギアを引っ張り出して、キャンプに行ったんです。結論としては、2軍でもまったく問題なく快適だったんですけどね(苦笑)」