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「まさか買わないよね? 買うなよ!」お値段16万5000円のテントを無断でポチる夫に、妻がブチギレ…キャンプをめぐる“夫婦トラブル”

2022/07/09
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綿密に練り上げた「購入計画表」を作成する夫も

 一方で、「ウチは一応、キャンプ用品を買うときは、夫に渡している月々のお小遣いの中からやりくりしてもらってます」と語るのは、RINさんのご近所に住む「Iちゃん」さんだ。

 Iちゃんさんの夫は、今後の小遣いなどの入金予定と、どの順番でどのキャンプギアを購入していくかを緻密に練り上げた「購入計画表」を作成し、厳格にこれを守っている。

「この間なんて、仕事の合間にお腹が空いて80円の味玉を買って食べたそうなんですが、その『味玉代』をお小遣いとは別に請求されたんです。お小遣いで買うキャンプギアの予定はすべて決まっているので、一銭もムダにできない、これくらい出してくれてもよくないか、って。さすがにそれは出してあげましたけど(笑)」(Iちゃんさん)

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 キャンプギアのための涙ぐましい執念は、RINさんの夫も同じようで、「さすがにキャンプギアの買いすぎで家計が苦しくなってきたのがわかったみたいで、最近はランチ用におにぎり持っていってますね」(RINさん)。

夏場は積みっぱなしになるキャンプギア 写真提供:RINさん

 もうひとつ、キャンパー家庭で争点になりがちなのが、「どれくらいの頻度でキャンプに行くか」という問題だ。これもまた、たいていの場合、「毎週でもいきたい夫vs毎週は勘弁してくれという妻」という構図になることが多いようだ。RINさんが言う。

「ウチの夫も毎週でも行きたい人で、5月から6月にかけては3週連続ということもありました。でも、ただでさえ金曜日って忙しいのに、その合間を縫って翌日からのキャンプに備えて食事の下準備などをしないといけないので、キャンプというよりほとんど『合宿』っていう感じですね」