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かつてのマクドナルド跡地には…
さすがに3路線が分かれる要衝の駅だけあって、十三駅の規模は大きい。構内は4面6線、神戸線・宝塚線・京都線がそれぞれ2線ずつを使っていて、中央に宝塚線のホームがある。それは互いに地下通路と跨線橋それぞれで結ばれる構造だ。
ちょうど十三駅の先で線路が分かれるから、その間を使って広くホームを取れるのが2・3号線(阪急電車は番線ではなく号線という)。かつてのマクドナルドはそこにあった。
それが店代わりしたコンビニとカフェの他には、駅そばや551の売店があって、立派なエキナカ商業施設。なんでも、このホームの駅そばは阪急でははじめての構内営業店舗だったらしく、さらに構内のコンビニは日本で初めての改札内店舗だとか。さすが日本の鉄道経営スタイルに先鞭をつけた阪急電車、エキナカビジネスにおいても先を行っていたのだ。
規模の割にずいぶん小ぶりな改札口と駅舎
さて、そんな構内からそろそろ外に出てみることにしよう。出入り口は東西に2か所。どちらがメインなのかはよくわからないが、1号線のある神戸線ホーム側、すなわち西口から改札を出る。たくさんのお客が乗り換えやら何やらでひっきりなしに行き交うターミナルなのに、改札口と駅舎はずいぶんと小ぶりだ。