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欠点はあるものの入手性、価格などメリットは大

 以上のように、今回チョイスした2製品は、機能および使い勝手はどちらも一長一短ですが、強いて一方を選ぶとすれば、説明書の丁寧さやバックライト搭載、最新機種への対応の幅広さから、オーム電機「OAR-N12」のほうがよりベストに近いように感じます。

 ただしこれはあくまで製品単位の評価で、メーカー単位で見ると、評価が変わってくる場合があることは要注意です。例えば今回のエルパ「RC-36AC」の欠点のひとつである直感的でないボタン配置は、本製品の上位モデルではきちんと解消されています。両製品共に、1000円台の格安モデルゆえに妥協されている部分はあるのが自然で、それゆえメーカー単位で良し悪しを判断するのは得策ではなさそうです。

 ちなみにこうした汎用リモコンは、エアコンごとの独自機能、具体的には内部をクリーニングする機能や、節電につながるピークカットを制御する機能などには原則として対応しません。これらエアコンごとの独自機能の中にどうしても使いたい機能があれば、やはり純正リモコンを調達したほうがよいでしょう。

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純正リモコンに搭載されるエアコン固有の機能は、多くの汎用リモコンには該当のボタンが用意されておらず操作することができません

 とはいえこれらの汎用リモコンは、家電量販店の取り扱いもあるので、店に足を運べばすぐに入手できるほか、価格も安いのが大きな利点です。純正リモコンと比べて劣っている点は把握しておく必要がありますが、それらに納得できさえすれば、大いにメリットがある製品と言えそうです。