昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「怖い話」が読みたい

トイレから異臭のする部屋、血痕が染み付いた家…14軒の事故物件に住んだ芸人が明かす「いわくつき物件」の実態

僕が住んできた事故物件 #2

2022/07/16

genre : エンタメ, 社会,

 事故物件に住み始めて今年で10年になる。

 現在14軒目の物件を借りているところだが、10年経って気づいたことがある。それは、事故物件だからと言って必ずしも心霊現象が起きるわけではないということ。

 そもそも人が死んだ場所なんて、人類誕生以来あらゆる土地がそれにあたる。

事故物件住みます芸人の松原タニシ

 ではなぜ事故物件はこんなにも忌み嫌われ、心霊現象と結びつけられてしまうのか。そして心霊現象とはいったい何なのか。今まで住んできた物件とそこで起きた現象を照らし合わせて検証してみたいと思う。(全2回の2回目/前編から続く

8軒目:大阪(孤独死)

築50年、11階建マンション
2DK 6帖6帖
家賃3万1000円(元々は6万2000円)

8軒目の物件

 高齢者がトイレで孤独死した部屋。発見された時には腐敗が進んでいた。

【実際に起きた現象】
・トイレからおばあちゃんの匂いがする

 最初は嫌な気持ちで用をたしていたが、おばあちゃんの匂いに次第に慣れていき、コロナ禍の中ではトイレに行く度に自分の嗅覚を確かめることができて安心した。

9軒目:沖縄

築2年、5階建マンション
1K 6帖
家賃5万5000円

9軒目の物件

 この部屋は事故物件ではないが、マンションの周囲が墓に囲まれている。むしろ墓があった場所の上に建てられた可能性あり。

【実際に起きた現象】
・面識のないユタ(沖縄の民間霊媒師)に「ここに住み続けると病気になって事故に遭い、人気がなくなる」と言われる

 沖縄の現地の人はこういった場所にはそもそも近づかず、何も知らずに住むのは本土の人間たちなのだという。

z