1ページ目から読む
4/4ページ目

 私が6月に釣行した際はイワシはどこでも釣れていたものの、クロダイは渡り桟橋の橋脚付近で釣れていたり、カワハギは護岸、アジは沖桟橋に集中するなど、魚が付きやすい地形を把握して釣り座を選ぶ必要があった。

この日、イワシは大漁だったが……

 こちらも事前にスタッフの方に教えてもらった方が安心だ。

(5)毎日の釣果が更新されるので傾向を掴みやすい

 最後に、本牧海づり施設最大の魅力は、毎日更新される釣果情報(水温と来場者数もセット)にある。数時間おきに釣れた場所と合わせて更新されるので、ターゲットの釣れる時間帯をある程度予測することができる。

ADVERTISEMENT

アーカイブから釣果をさかのぼって閲覧できる(本牧海釣り施設「釣果情報」より)

 私の個人的な意見だが、釣果を左右する一番の原因は腕よりも情報だと思っている。出たとこ勝負で釣りを楽しむのも醍醐味ではあるが、初心者の方こそ情報をもとに釣りをした方が釣果を得やすい。

 今ではSNSで情報が収集できるとはいえ、リアルタイムに更新される情報の鮮度と正確さは施設の強みである。釣果情報で「イワシ9999匹」とカンストしている場合は急げ!

本牧海づり施設で釣りをする際の注意点

・施設のルールに則って釣りを行う
 子どもや初心者などを含めて多くの利用者がいるだけに、必ず定められた施設ご利用ガイドを遵守してほしい。

・仕掛けを放置しない
 特に沖桟橋は潮流があるため、使用するオモリが軽すぎると両隣の釣り人の迷惑になる恐れがある。仕掛けが流される場合はオモリのサイズを上げたり、仕掛けの入れ直しの管理を徹底する。

・後片付けを行う
 釣り場には各所にゴミ箱が設置されているため釣り座にゴミを残さない。

 また撒き散らしたコマセは、きれいに清掃するようお願いします。

 ルールとマナーを厳守して釣りを楽しみましょう!

写真=ぬこまた釣査団(大西)