文春オンライン
「大人が外でおもらしする話って、本当に盛り上がる」有毒魚バラムツまで食べた「野食ハンター・茸本朗」のスゴい生き様

「大人が外でおもらしする話って、本当に盛り上がる」有毒魚バラムツまで食べた「野食ハンター・茸本朗」のスゴい生き様

野食家・茸本朗とは何者か? #1

note

みんな大好きなのは「シモの話」

――毒を持つ生き物や花粉などの「それ食べるの!?」といったものから、普通においしそうなものまで幅広く食べている茸本さんですが、読者に人気のある食材などはあるのでしょうか?

茸本 皆、どんな生き物がおいしいかという記事より、シモの話が大好きですねえ……。著書やブログにも書いたエピソードですが、消化・吸収できないワックスが大量に含まれてるけど、非常においしいバラムツ(※食材として流通は禁じられているが、自分で釣って食べることは違法ではない)を食べた話が、ダントツの人気。

バラムツを食べたエピソードを熱弁する茸本さん(画像:本人提供)

 バラムツのワックス成分が肛門からたれ流し状態になり、危うく社会死するところだったという。大人が外でおもらしする話って、本当に盛り上がるんだなと実感しました。このエピソードをブログで公開して昼休みにブログをチェックすると、アクセス数が多すぎてサーバーがダウンするんじゃないかというレベルになっていました。

ADVERTISEMENT

 そうなると同じサーバーを使っている他のサイトにも影響が出てしまうので、サーバーの運営会社から苦情が入り、「次同じことがあったら契約を切る」とまで言われてしまい、別のサーバーに乗り換えることになりました。

――茸本さんの社会的地位だけでなく、サーバーまでもがヤバかったとは、おもらしの破壊力恐るべし。ほかに予想外の出来事などは?

茸本 生き物を調理する過程も記事や動画に載せるようにしているのですが、そういった写真がAIの画像認識によって、ガイドラインに違反していると判断されてしまうことがありますよ。

 特にブログをはじめたばかりの初期は、画像を判断しているであろうAIの精度が低かったせいもあると思うのですが、さばいたサメの肌色が「性的な画像」と判断されて、削除されちゃうんですよね。AIの精度が上がってきたであろう今でも、四本足の獣を解体すると大体NGです。

――それは、ショッキングな画像という理由で?