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「披露宴の公開にビジネスの匂いを感じない」

 イケメンと美女、人気モノ同士の結婚でも「地味婚」となってきた。その流れは、令和の「お笑い芸人」たちの結婚にもつながっている。

 2019年(令和元年)6月。南海キャンディーズ・山里亮太が結婚発表したのが、蒼井優だ。

「山里の相方、しずちゃんがキューピッドになりました。『美女と野獣』なんて報じられましたが、山ちゃんは芸人の世界以外からも“天才的なお笑い能力”を認められている人物。蒼井さんは『毎日たのしくて仕方ない』と言っていました」(前出・女性誌芸能デスク)

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 このカップルは、「結婚会見」は開いたが、マスコミを迎えた大々的な披露宴などは行っていない。昨年4月に結婚を発表した、有吉弘行と夏目三久も世間をざわめかせた。

「有吉も長く独身で、周囲に一切女性関係の話をしなかった。『一人でそんなに稼いでどうするんだ』と囁かれていたところ、数年前にいちど報じられた夏目との突然の発表でした。さらに驚かせたのは、夏目の事実上の芸能活動からの引退でした」(同前)

 こちらのカップルは、有吉の地元で「地味婚」は挙げたが、やはり大々的な披露宴などはなし。「金屏風」やウエディングドレスなどの「絵」が欲しい芸能マスコミにとっては、どこか寂しい結婚発表となってしまったのだ。

「いま芸能人同士が派手に結婚式でも挙げるとその様子を誰かが撮ってSNSにアップしちゃうじゃないですか。その風潮にタレントの所属事務所は、『昔のように披露宴を公開することにビジネスの匂いを感じない』と言います(笑)。招待客を写真などから守り通すのもなかなか大変で、割に合わない――と。あと、最近若い俳優から聞いた声で、『そんな大々的に披露宴とかマスコミに公開して、もし離婚したらどうするんだろう。ネットにいつまでも写真や動画が残るのに』というのもありましたよ(苦笑)」(同前) 

 まさに時代の変遷か――。

 すず&賢人が「披露宴生放送」を配信する、なんて日はくるのだろうか。

広瀬すず ©getty