“日本野球機構公式チャンネル”にアップされた、ある動画が物議を醸している。7月26日に行われたオールスター第1戦の試合前、オリックス・吉田正尚の打撃練習を撮影した映像に、待機中の選手の会話が偶然拾われていたのだ。

A「アグー、ソフトバンク行くらしいよ」

B「えっ?」

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A「アグー、ソフトバンク行くってよ!」

B「アグー? 来年じゃないの?」

 この「アグー」とは沖縄出身の西武・山川穂高のことを指す。

ホームランで球宴も沸かせた山川 ©共同通信社

「巨漢の体型と同県特産のアグー豚を引っかけたあだ名。別角度で見ると、打撃ケージの傍にいたのは楽天・浅村栄斗とソフトバンク・柳田悠岐。声からAが浅村でBが柳田と見られる。元西武の浅村が耳にした情報を柳田に語っていたところ、思わぬ形で拾われてしまったようです」(スポーツ紙記者)

 山川は2018、19年と2年連続で本塁打王を獲得。20、21年は数字こそ落としたものの24本塁打を放っており、今季もすでに、30本塁打に達している。

「ただ、今年の推定年俸は1億3000万円。20年度の2億1000万円から大きく下げており、実力から考えると格安です。待遇に不満を持っていてもおかしくない。年俸も安いとなれば、一塁手不足に悩むソフトバンクが放っておかない。大砲好きの巨人も動くでしょうし、岩手の富士大出身とあって、楽天も動向を注視しています」(夕刊紙デスク)