文春オンライン

「ギャラリーの外で待ち伏せ」「性器の写真がDMで送られてきて…」50歳で“自撮り”作家へ 女性写真家(56)が語る“セクハラ被害の日常”――2022年上半期BEST5

マキエマキさんインタビュー #1

2022/08/27
note

写真家としてフリーランスになった後も…

ーーマキエさんは商業カメラマンでしたが、働くようになってからは仕事上の力関係を使ったセクハラにも遭いましたか。 

マキエ まぁ、40歳を過ぎたらなくなりましたけど。それまでは、忘年会の後に「仕事のことで話したいから、もう1軒いい?」って言われて、ついて行ったらラブホの前だったとか(笑)。やっぱり「仕事のことで」って2軒目に行って、「終電なくなるんで」と言ってるのに「いやいやいや」って引き止められたりとか。 

 契約している会社の社長から「割り切ったお付き合いしよう」「月、いくらでどう?」とか、そういう話はもう忘れちゃうぐらいあります。 

ADVERTISEMENT

 

 仕事を盾に取った、そういうのって映画業界で問題になってますよね。映画以外でもあることだし、女性でフリーランスの人だったら、なおさらじゃないですかね。 

 そういうのを他の男性に話しても理解してもらえないし、女性に話すと「マキエさんがキレイだからじゃない?」なんて言われて。なかには「顔がキレイだから、仕事取れてるんでしょ」とか。 

 そう言われちゃったら、もう笑ってやりすごすしかなくて。そんな感じでしたね。 

写真=釜谷洋史/文藝春秋

2022年上半期「インタビュー部門」BEST5 結果一覧

1位:「普通の人生を失いました」「でも、結婚や出産を諦めたわけではない」早稲田卒・元AV女優(22)が語る、引退後に感じた心の変化
https://bunshun.jp/articles/-/56586

2位:「女性がひとりで楽しく暮らすというと…」“アコムお姉さん”小野真弓(41)の“自称・木更津の動物ババア”生活
https://bunshun.jp/articles/-/56585

3位:〈元小学生ギャル〉13歳になったじゅなちゃんは中学校で…「みんなと授業を受けることも他の生徒に会うこともできていない」
https://bunshun.jp/articles/-/56584

4位:「風で貝殻ビキニがパーカパカ揺れて、これ出たのNGね!って」 歌も演技も“パッとしなくなった”15歳の武田久美子が、グラビアで見せた“決断”
https://bunshun.jp/articles/-/56583

5位:「ギャラリーの外で待ち伏せ」「性器の写真がDMで送られてきて…」50歳で“自撮り”作家へ 女性写真家(56)が語る“セクハラ被害の日常”
https://bunshun.jp/articles/-/56582

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。次のページでぜひご覧ください。

「ギャラリーの外で待ち伏せ」「性器の写真がDMで送られてきて…」50歳で“自撮り”作家へ 女性写真家(56)が語る“セクハラ被害の日常”――2022年上半期BEST5

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー

関連記事