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『スペランカー』は10万円、『エキサイティングボクシング』は数十万円、その他のファミコンソフトは…? “意外な作品”が高騰するレトロゲームの世界

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130万円で取引される“シール”

エグゼドエグゼス特別シール(非売品)/なし(なし)→数万円→数十万円~

 ここまで紹介したゲームは全て市販品でした。しかし、ファミコンソフトの中には非売品も存在します。そして、当然のことながら非売品は流通量も少なく、市場価格の桁が変わります。市販品で最も高額なソフトが数十万円だとしたら、非売品だと数百万円、場合によっては、億単位で販売される可能性も……。

ゴールドステッカーが貼付されている

 そんな非売品のなかから今回取り上げるのは、1985年に発売された『エグゼドエグゼス』の特別シール。

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『エグゼドエグゼス』は一般発売されたソフトですが、ハイスコアを出したときに表示されるパスワードを応募すると、カセットに貼るシールがもらえるというキャンペーンを行っており、そのシールがプレミア化しているのです。このシールにはシルバー、ゴールド、プラチナ、純金の4種類があり、つい最近、130万円という超高額でプラチナシールが取引されていました。シールが数百万円という狂気の世界……。当時の誌面以外で一度も発見されたことのない純金ステッカーともなれば、数千万円、億もあり得るかもしれません。

◆◆◆

 今回紹介したソフト以外にも、プレミア化している作品が多数あるファミコンソフトの奥深すぎる世界。

 珍しい作品でなければ、高額になっていないのでは? と思われるかもしれませんが、意外にもプレイした人の多い『スーパーマリオ』や『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』といったタイトルも高騰しています(完品美品が必須)。もしかすると、皆さんの実家にもお宝が眠っているかもしれませんよ!

『スペランカー』は10万円、『エキサイティングボクシング』は数十万円、その他のファミコンソフトは…? “意外な作品”が高騰するレトロゲームの世界

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