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「昔は『女優としてのイメージ』を気にしていたけど…」水野美紀48歳が妊娠・出産後に“攻めたキャラ”を演じるようになったワケ

水野美紀さんインタビュー #2

2022/09/20
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呼んでもらえるものにはなんでもチャレンジしたい

――お子さんができてからより攻めたキャラを演じていますが、“お母さん”イメージがつくことで仕事が減るとか、そもそも子育てで体力的・時間的にもキャリアがストップするのではないか、みたいな恐怖心はなかったですか。

水野 『探偵が早すぎる』(読売テレビ・日本テレビ系)で共演した滝藤賢一さんは4児の父なんですけど、滝藤さんは子どもが増えるたびに不思議と大きな役が舞い込んできたそうで、「子どもが幸運を運んでくれる」と話していて。

 私も、妊娠してすぐの仕事が『奪い愛、冬』の蘭役で、イメージを刷新することができたのではと思います。周りの役者を見ても、子どもができてステップアップする人は意外と多いですし、みんなやっぱり「食わせていかなきゃ」というメラメラしたものが出るのかもしれません。

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――私も子育て中でして、子どもの学費のことで頭がいっぱいだからか、1文字打つ度に「チャリン」とお金の音が聞こえます。水野さんも、教育費のこととか考えますか。

水野 めちゃくちゃ考えますね。私の仕事なんていつどうなるかわからないので、稼げるうちに稼いで、呼んでもらえるものにはなんでもチャレンジしようと思っています。幅広い役柄を振ってもらえるように白髪染めしたり体型維持したりして、若作りも頑張っているところですよ。

 でも、昔は「女優としてのイメージが」とかを考えて仕事を選んでましたけどね。

――俳優さんなら当然そうですよね。今は「女優としてのイメージ」は気にしないですか。

水野 最近わかったんです。結局、何をやろうが人は3ヵ月で忘れます。で、いくらでも自分のイメージなんて更新していけるんですよ、続けていれば。だから、自分が続けている限りは恐れることなく、学費もあるし、なんでも挑戦して稼いでおこうと思っています(笑)。(著書抜粋記事に続く)

 

撮影=佐藤亘/文藝春秋
ヘアメイク=面下伸一(FACCIA)
スタイリスト=山下友子

◎衣装情報

・シャツ¥48,400(YOHJI YAMAMOTO/ヨウジヤマモト プレスルーム)
・シャツワンピース¥48,400(YOHJI YAMAMOTO/ヨウジヤマモト プレスルーム)

・ピアス¥22,000(Grossé /グロッセ・ジャパン)

・眼鏡¥36,300(MOSCOT/MOSCOT Tokyo)

・その他スタイリスト私物

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

水野美紀の子育て奮闘記 余力ゼロで生きてます。

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水野美紀

朝日新聞出版

2019年11月20日 発売

「昔は『女優としてのイメージ』を気にしていたけど…」水野美紀48歳が妊娠・出産後に“攻めたキャラ”を演じるようになったワケ

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