文春オンライン

2022/09/25

 後からプロデューサーの広井王子さんにうかがったら、「一人くらい変わり種を入れたかった」というのと、私が出た外画をご覧になってシリアスな声で大人っぽい役をやっていたらしくて。それで「行けるんじゃないか」となった、というお話でした。

 今まであまり出したことのないトーンのお芝居は、すごく難しくて悩みました。最初はかなりダメ出しもされて。「ロベリアはこういう人だから、感情はこう出して」とか「そこは力を抜いてクールに」とか、細かいところを丁寧に録っていただきました。いろいろ学べてありがたかったですし、やりがいもありました。

コスプレの思い出も

『サクラ大戦3』ではゲーム、アニメだけでなく、そのままのキャストで舞台もやったんですね。今でいう2.5次元になるのかな。全身コスプレで一人ひとり採寸して衣装を作っていただいて、ウィッグも最高級のものだったそうです。

ロベリアのコスプレ姿(画像:井上喜久子&スタッフTwitterより)

 本当にありがたかったんですけど、そのコスプレ衣装だと、動くだけでヒーヒー言ってしまって、セリフを言いながらロベリアらしく偉そうにクールに歩く、ということができないんです(笑)。お稽古ではまず、「歩く」ということだけ、ずっと練習していました。それから振りも付くと、しゃべることはできても体が付いていかない。すごく大変でしたけれど、そんなことよりお客様からのサクラ愛がとても大きくて、いつもそれが、涙が出るほどうれしかったです。

井上喜久子17才です「おいおい! 」

井上 喜久子

主婦の友社

2022年9月24日 発売

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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