「41歳の現役アイドル」として話題のMiRichanさん。36歳で初めて美容整形を行い、自身のYouTubeチャンネルや著書『整形は正義!』(KKベストセラーズ)では整形前後の写真やダウンタイムの過程などを赤裸々に公開している。
そんなMiRichanさんに、整形を始めたきっかけや「2度と経験したくない」と振り返る壮絶な施術、整形に対する向き合い方を聞いた。(全2回の1回目/2回目に続く)
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「このままじゃやばい」と思って36歳で初めて整形
——MiRichanさんは、36歳で美容整形を始めたそうですね。もともと整形に興味があったのでしょうか。
MiRichanさん(以下、MiRichan) まったく。どちらかというと、昔から自分のことを「可愛い」と思って生きてきたんです。小さい頃から親や周りの大人からも褒められて育ってきたので、容姿にコンプレックスを抱いたこともありませんでした。
自分を「可愛い」と思っていたから、小さい頃から女優やモデルなど人前に立つ仕事を夢見ていました。
——では、なぜ整形を?
MiRichan 私は20代の後半からアイドルとして活動していたのですが、36歳のとき、アイドルのあいだで美容整形をする子が急に増えたタイミングがあったんです。きっとそれまでもみんなやっていたけれど、オープンにしていなかっただけだと思うんですけどね。
そのときに、整形をした子から話を聞く機会も増えて。最初は話を聞いても、自分には遠い世界の話だと思っていました。けれど、整形をした子たちが明らかに可愛くなっていくのを見たら、急に気持ちが変わって……。
——どう変わったのですか。
MiRichan それまでは自分の可愛さに自信があったけど、もう私の可愛さでは通用しないのかもしれない、と感じました。整形が世の中に浸透することで、「可愛い」の基準がどんどん上がっていって、自分だけ取り残されるんじゃないかという危機感も覚えたんです。正直、「このままじゃやばい」と思いました。