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――そうですね(笑)。ご自分で、特に見てほしいところや、写真はありますか?

中川:赤いランジェリーかな。最終日に撮って、一番くびれてたときなんですよ。まだ2月だからすごく寒かったんですけど。

今は結構リバウンドしちゃった(笑)

――ジムなど通われたんですか?

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中川:全然ストイックじゃないからジムに行くことはなかったけど。毎日ウォーキング50分とか、腹筋のローラーやったりして。あと、合間の時間とか、お手洗いにいくタイミングで必ずスクワット30回。個室の中でも実はやってました(笑)。

 その結果か、体は大人になってもちゃんと答えてくれるんだなって思いました。元々お腹がコンプレックスで。今は結構リバウンドしちゃったから嫌なんですけど。でも、そのときを思い出そうという写真集が残せたなと思います。

©中村和孝/講談社

――今もさらに素敵です! そして、写真集を出して気づいたことはありますか?

中川:嬉しかったのは、デビューしてからずっと「しょこたん」って呼んでもらっていて。子供たちは「しょこたん」という名前のおかげで、年齢を見ずにキャラクターとして呼んでくれることも多いし。ただ、最近は「しょうこさん」って呼ばれることも増えてきて。スタッフさんが、年下になってきたりで。でも、私の大好きな(松田)聖子さまは、「聖子さん」としての、ダイヤモンドのような積み重ねてきた輝きや気品がありながら、「聖子ちゃん」もやってくれる。デビュー当時からスタイルをずっとキープして、ファンが見たい姿を保ってくれている。それってめちゃくちゃ努力されてると思うんですよね。だから私も「いつまで『しょこたん』って呼ばれるの?」って人から言われたことがあったんですけど。でも「しょこたん」って呼ばれるのもとっても嬉しいことだから、どっちもハイブリッドでありたいなっていうのは最近すごく思いましたね。

 

――「しょこたん」も「しょうこさん」もどちらも魅力があって。

中川:今回の写真集に、黒のロングドレスにスリットが入ったドレスを着て、シャネルのヒールを履いている写真があるんです。それはたぶん、「しょうこさん」だけのとき。10年前とか、デビュー当時だと絶対着れなかったと思うんですよ。座り方にもよるんですけど、すごく脚が長く見えるような撮り方をしてくださって。これは「しょうこさん」になって、年齢を重ねたから似合うし着られるようになった。それが嬉しくて。そういう意味では、年齢を重ねることはネガティブじゃないですね。年齢をレベルという表現に変えてるんですけど、レベルにしても結構上がってきましたが、それもいいかなって。