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「僕なんて馬主の中では底辺ですよ!」楽天球団の立ち上げ→プロニート→G1勝ち馬5頭に出資、そして今は…「ソフトクリームのプロ」になった男の数奇な人生

「プロソフトクリーマー森川」とは何者か #2

note

「好き」を仕事にするためのSNSの使い方

――自分の好きなことを仕事にしたい人に向けて、何かアドバイスはありますか?

森川 まずは知られてなんぼですから、SNSは必須です。多くの人にとって役立つ情報を発信して、SNSのフォロワーが増えれば、一般人でも自然とメディアから声がかかる時代だと思います。だからこそ日々の情報発信でいかに信頼を得るか、ですよね。

――SNSの運用で意識していることはありますか?

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森川 「特定ジャンルに特化すること」でしょうか。僕はソフトクリーム以外のおいしいものを食べても基本的にSNSには投稿しません。ソフトクリーム以外の情報を発信すると、プロソフトクリーマーという肩書からブレちゃいますから。

美味しいソフトクリームを紹介する森川さんのInstagram(写真提供:プロソフトクリーマー森川)

 僕は甘いものは何でも好きですが、スイーツ全般を扱う専門家も、コンビニアイスの専門家も、かき氷の専門家もすでに存在していたので、自分が世界初の存在になれるソフトクリームの専門家を名乗るようになりました。「競合を避けるために特定ジャンルに特化する」という発想は大事だと思います。

――「プロソフトクリーマー」のような肩書を自分で名乗ることも大事なんでしょうね。

森川 プロを名乗ることで、「このお店は知っていますか?」みたいな情報がどんどん集まってくるので、それらはしっかりリスト化して活動に役立てています。

「ソフトクリームのプロなんているんだ」と覚えてもらえますし、とにかく名乗ったもの勝ちですよね。「プロソフトクリーマー」で商標登録は一応済ませています(笑)。

――ほかに収入源があるぶん、ガツガツしていないのも良い気がします。必死感が出すぎていると、仕事の依頼をするほうも躊躇しますし……。

森川 いや、僕は必死ですよ! ジャニーズの方とまた共演したいですから(笑)。

――プロソフトクリーマーとして今後の目標は何ですか?

森川 自分がプロデュースしたソフトクリームを提供するお店が日本全国あちこちにできて、それだけで食べ歩きできるようになればうれしいですね。日々、食べたソフトクリームの速報をTwitter、より掘り下げた情報をInstagram、地域ごとにまとめたものをnoteに投稿しているので、ぜひ見てみてください。

 あとは『ジャにのちゃんねる』に出演できたら、もう言うことはありません!(笑)

写真=深野未季/文藝春秋
 

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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