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――育児について参考になるという声も多いようです。

浜田 ありがたいです。今思えばもっと国の制度を活用するべきだったなと思います。子どもにまつわる補助金ってたくさんあるから、ちゃんと申請しないと本当にもったいないんですよ。今は、いろいろ使いこなしていますけど、未婚の時はそんな余裕がなくて。

 それにそもそも未婚のシングルマザーだともらえるお金が結構違うんです。自分の意思で未婚のまま出産しているという認識だから、補助金もあまりもらえない。そういうのって意外と知られていないから、発信することは大事だなと思います。

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浜田さんが現在経営するお店の壁中に描かれたイラスト

元パートナーと結婚を決めた理由

――未婚のまま出産するも、その翌年にいわみんさんと結婚されました。その理由は何でしょうか。

浜田 私がワンオペ育児で大変だった時に支えてくれたのがいわみんだったんです。そもそも私の経営するバーでバイトをしていた時に出会ったので、別れてからも職場では毎日会っていた。大変そうな私を見て、彼が子育てに協力してくれるようになって。だんだんと一緒にご飯を食べたり、休みの日には娘と一緒にお出かけするようになったんです。

 それなら結婚した方がいいんじゃないかということで、娘が生まれてから1年が経った時に、籍を入れました。2021年には長男・茶蔵(ちゃくら)くんも生まれて、今は家族4人で楽しく暮らしています。

 

――浜田さんと岩見さんは共働きをされていますが、仕事と子育てはどう両立しているのでしょうか。

浜田 最近は結構忙しいので、日中は子どもを保育園に預けています。朝5時くらいに起きて、7時に保育園に送る。その後は、二度寝したり部屋の掃除をして、マンガの仕事に取りかかる。今、2本の連載を抱えているから、それを午前中に済ませます。午後は、取材や打ち合わせをして、夜はバーでイベントをしたり。

 保育園のお迎えは基本的にはベビーシッターさんにお願いしています。シッターさんが子どもたちに夜ご飯を食べさせてくれて、お風呂に入れてくれて、寝かしつけまでやってくれるんです。夜の10時くらいまではシッターさんがついてくれて、それ以降は私と夫が帰って子どもたちを見ています。