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 21時、渋谷の人込みはピークに達しようとしていた。すし詰め状態で前に進むことすら困難な状況だ。いたるところで警備員や警察官が「立ち止まらないでください」と注意を呼び掛けるも、写真撮影に興じる若者たちは一切聞く耳を持とうとしない。

DJポリスの訴えも群衆には届かない Ⓒ文藝春秋 撮影・宮崎慎之輔

 ミニスカのピカチュウと魔女の格好をした女性二人組は、混乱の兆しを見せる渋谷に早くも見切りをつけた。

今年は外国人が多い

「荒れてきそうだし、もうそろそろ帰ろうと思います。今回は写真を要求されたりすることがめちゃめちゃ多いです。外国人の人をかなりみかけます。感じ悪く乱暴に話しかけてくる人もいますし、振り返ったら突然ゾンビコスプレの人が目前にいて怖かった」

純粋にコスプレを楽しんで渋谷を後にした Ⓒ文藝春秋 撮影・宮崎慎之輔

 記者がこの女性たちに取材をするすぐそばをTバック姿の男性の集団が通りかかった。この日の東京の最低気温は9.9度。あまりにも寒そうな姿に仰天したのか、外国人が「オーマイガッ!」と頭を抱えていた。

 バニーガールの姿をしたこの男性は近くのシーシャバーの店員だという。彼もやはりこの寒さはこたえるようだ。

バニーボーイになった男性の姿はほかにも見られた Ⓒ文藝春秋 撮影・宮崎慎之輔

「寒いっすよ。寒くないわけないじゃないですか。今そこで着替えてちょっと歩いただけで声をかけられるなんて。すごいっすね、ハロウィーン。みんなハッピーになるかなと思って。この格好にしました。これからまだまだ盛り上げていきます!」

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