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老舗ラブホテル店員も肩をおとしていた。
「うちは仮装客は断っています。ホテルの備品を壊すし汚すし、もう最悪です。だからこの時期、ホテルは暇なんです」
仮装客お断りの店も多いが…
深夜1時を回ると泥酔したコスプレイヤーがトラブルを起こす事態も見られた。ドン・キホーテ付近では吐瀉物にまみれたスティッチの衣装を着た男性が救急搬送されていた。連れと思しき男性も千鳥足でスマホを落としても気づいていない。
街には疲れ果てた若者が、そこかしこの地べたに座り、道には吐瀉物が巻き散らかされていた。その横で男性が「お姉さん、おっぱいもませて」とナンパなのか痴漢なのか分からない声をかけていた。
宇田川交番前ではおむつをはき、哺乳瓶を持った男性に遭遇。その両脇には「精子」と「卵子」と書かれた衣装を着た別の男性二人が並んでいる。
「ハロウィーンは6,7回目です。今年は生命の誕生がテーマ。ナンパより純粋に楽しむためにきています、もう100人以上写真撮られましたね」
警備員も投げやりに
交番付近の駐車場では、ベストを着た男集団が連れ立ちションをしようとしている。しかし、女性グループを発見し彼女たちに見えないところで代る代る小便をしていた。用を足すと、当然手も洗わずにナンパを再開していた。
既に警備員も疲弊し、「ナンパも移動しながらお願いします」と言葉も投げやりになっている。警備にあたる彼らに酒をふるまおうとする輩まで出現していた。
クラブの中では乱闘騒ぎも起こっていたようだ。現場を目撃したという女性はその様子を語る。