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109近くでは狼のコスプレをした二人組の女性がしきりに写真をせがまれていた。
「狼です! 可愛いですよね。ナンパや声掛けは多いです。けど、仮装を楽しみに来たので、写真を撮られる方が嬉しいです。コロナは……もう気にしてないですね」
コロナはもう気にしていない
日付が変わり、終電時刻も過ぎると人通りはピーク時の4分の1程度まで減っていた。しかし、酒とハロウィーンの空気に酔った群衆はさながら暴徒のようになっていく。
円山町は酒を求める人で大盛り上がりだった。クラブ前には大行列ができ、ノーマスクの若者も多くいた。“密”すぎる空間に「コロナやインフルがまた騒がれるのでは?」と質問したが、「関係ねー」「ハッピーハロウィーン」と会話にならない。
通りのいたるところにはナンパをする男性が出没。彼らはTikTokerやユーチューバーを名乗り、連絡先の交換をせがんでいた。20代の女性は痴漢被害を訴えた。
YouTuberを名乗るナンパ師が続出
「しつこいナンパが本当に迷惑、ユーチューバーって名乗ってきて、いきなりおっぱいさわられてキモイ」
渋谷の飲食店店員は彼らのマナーの悪さに眉をしかめる。
「ハロウィーンなんて迷惑ですよ。マナー悪いしウチの店は仮装客はいれてません。今回はやたらと外国人がきて『トイレ貸してください』って……。お客でもないのに勘弁してほしいですよ」