Appleの新しいスマートフォン「iPhone 14シリーズ」、そしてGoogleの新しいスマートフォン「Pixel 7シリーズ」が相次いで登場しました。なかでも、フラッグシップモデルにあたる「iPhone 14 Pro Max」と「Pixel 7 Pro」は、「全部入り」にあたるモデルということで、物欲をそそられている人も多いのではないでしょうか。

 今回はこの両製品がどのような特徴を持ち、比較した場合にどこが強みになるかを、従来モデルとの違いも踏まえつつ、筆者の独断と偏見で絞り込んだ6つのポイントを中心にチェックしていきます。なお本文中では特に断りがない限り、「iPhone」はiPhone 14 Pro Maxを、「Pixel」はPixel 7 Proを指しています。

左が「iPhone 14 Pro Max」、右が「Pixel 7 Pro」。どちらも10万円をゆうに超える、両者のラインナップの中でもフラッグシップモデルに相当するハイエンドスマートフォンです

基本仕様──どちらもハイエンドらしいスペック

 まずは両製品の基本的な特徴を見ていきましょう。どちらも6.7型の大型OLEDディスプレイを搭載しており、解像度はiPhoneが460ppi、Pixelが512ppiとハイエンドモデルらしいスペック。リフレッシュレートもどちらも最大120Hzと、なめらかな動きを実現しています。

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 ボディの厚みはほぼ同様。高さはPixelが、幅はiPhoneのほうが若干大きめですが、おおむね誤差レベルです。重量はPixelが30gほど軽いのですが、重心が先端に寄っているせいか、手に持つとそれほど差を感じません。むしろ側面が垂直に切り取られたiPhoneと、ディスプレイが側面まで回り込むPixelという形状の違いのほうが、重量差よりも気になります。

 使っていてなにかとストレスになるのが背面の突起です。Pixelはカメラレンズ部が横一列に並んでおり、デスク上に置いてもガタつかないのに対し、iPhoneはレンズ部が左側に寄って配置されているため、そのまま置くとタッチ操作のたびにガタつきます。常用していると意外とストレスになるので、保護ケースで解消したいところです。

左がiPhone、右がPixel。左右端の形状が異なるものの、サイズはおおむね同様です
こちらは背面。iPhone(左)はカメラ部が左側にまとまっているため、平らなところに置くとガタつきます
上方から見たところ。どちらもかなりの厚みがあることが分かります