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広角&マクロ撮影──iPhoneには及ばずもPixel猛迫?

 Pixelは、これまで0.7倍だった超広角レンズが0.5倍に改められています。従来の0.7倍は超広角と呼ぶには少々厳しい画角(114°)でしたが、今回は「これぞ超広角だ!」と言える、広い範囲(125.8°)を撮れるようになりました。iPhoneの0.5倍(120°)と比較すると、切り取れる範囲はわずかに狭いようですが、ようやく実用レベルに達した印象です。

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 またPixelは新たにマクロ撮影にも対応し、被写体に3センチまで寄っての撮影が可能になっています。iPhoneに比べてややのっぺりした絵作りになるのは気になりますが、これまでPixelが対応できていなかったり、劣っていた機能を次々と追加・改良し、先行するiPhoneに迫りつつあることが分かります。

Pixel 6 Proの超広角(0.7倍)で撮影した和室。室内全体が収まっていません
Pixel 7 Proの超広角(0.5倍)であれば、上下左右のさらに広い範囲が画面に収まります
同じ0.5倍でもiPhone 14 Pro Maxはさらに広い範囲が収まります。ただし端に行くほどピントが合いにくい傾向があるようです
Pixel 6 Pro、Pixel 7 Pro、iPhone 14 Pro Maxそれぞれの「超広角」の比較。Pixel 7 ProとiPhone 14 Pro Maxは同じ0.5倍でも意外に差があります
Pixel 7 Proは新たにマクロ撮影に対応。被写体まで3センチの距離から撮影が行なえます
これはマクロをオフにした状態。従来のPixel 6 Proではこの距離からではピントが合いませんでした
Pixel 7 Proでは自動的にマクロがオンになり、被写体にピントを合わせることができます
ただし細部のディテールは、iPhone 14 Pro Maxのほうが緻密なように感じられます