文春オンライン

2022/11/23

17歳で親を説得し、広島から上京

――茜さんのご出身は広島ですよね。芸能界を目指して上京したのはいつ頃ですか?

 17歳のときです。芸能界に入るために、高校を中退して上京しました。本当は中学生のときに上京したくて、親にずっとお願いしてたんですけど。反対されてしまったので、高校に進学したんです。

 でも高校で勉強しているうちに「この時間がもったいないな」と思って。「やっぱり東京に行こう!」と決意しました。

――高校を卒業してからでは遅かったのでしょうか。

 たとえば「弁護士になりたい」「大手企業に勤めたい」という夢だったら、高校で勉強をして卒業したほうがいいと思います。でも私の夢は、芸能界のお仕事をすることだった。 

 広島の田舎で勉強しているより、1年でも早く東京に行って、いろんな人に出会ったほうが、早く夢に近づけると考えたんです。だから先生や親を必死に説得しました。

上京資金のため、アルバイトした店の店長がセクハラを…

――どうやって説得したのでしょうか。

 私の本気を見せるために、上京用のお金を貯めようと思って。高校に入ってからお好み焼き屋さんでバイトを始めました。

 ただ、最初に働いたお好み焼き屋さんの店長が暴力的な人で、「死ね」とか「バカ」とか暴言を浴びせてきたり、背後から体を触ってセクハラしてきたりしたんです。当時はまだ高校生で、男性から性的な目を向けられるのが生まれて初めてだったので、怖かったし、気持ち悪かった。

 今思えばすぐに辞めるべきだったんですけど、お金を稼ぐ必要があるから、その後も何ヶ月か働いて。結局そのお店を辞めたあと、温泉のお食事処でバイトをしながら、コツコツと30万円を貯めることができました。

――それで、ご両親や学校の先生を説得した、と。

 そうです。周りの人たちを説得したあと、友だちに言われて文化祭だけ出て、高校を中退しました。それが高校2年生の10月です。

――上京してからはどんな生活を?

 通信制の高校に通いながら、グラビアの仕事を始めました。でもそれだけでは食べていけなかったので、バイトをして生活していました。

 時給がいいという理由で、渋谷にあるSMグッズのショップで働いていたこともあります。あとは、秋葉原の特撮酒場で働いたこともありました。

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