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「やっと終わった…」と嘆く入場客も

 隣で見ていた夫婦の奥さんは「一瞬だったけど見れてうれしい! 来てよかった!」と目に涙を浮かべていた。一方、旦那さんは「やっと終わった……。仕事以外でこんなに頑張ったのは久しぶりでした」と疲れ切った表情だった。

 ブロガーの男性は「生でキムタク見られて感激しました。テレビで見るよりカッコええなあ。でも広告付きのブログに載せると問題あるのでやめておきます」と複雑な心境を話してくれた。

 また、別の男性は「芸能人を生で見ると『テレビと違う!』って思うことが多いけど、キムタクはキムタクでした」と語る。

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 また、私を誘ってくれた友人は「キムタクの惹きつけるオーラが半端なかったな。それほどファンではないし人混みで行くのやめようと思ったけど、来てよかった。キムタクよりも、久しぶりに(一緒に観覧した)みんなに会えて嬉しかったし楽しかった!」と話してくれた。

 観覧席は、当選者1人につき最大3人まで同行できる。これが“同行入場権”として転売される温床にもなったが、思わぬ副産物も残してくれた。普段一緒に出掛けたことがない人や、何年も会っていない友人などと待ち合わせて同行する人も多くみられたのだ。ぎふ信長まつりは、コロナ禍でめっきり減った人と人との交流を再開するきっかけにもなったといえるだろう。

 

 多くの人に感動を与えた行列は、あっという間に通過していった。その後、数十分間は観覧場所から出ることができなかったが、その甲斐あってか大きな事故もなく、無事に終了することができた。

 

 JR岐阜駅前まで歩いて様子を見に行くと、観客を車道に誘導し、駅の反対側にある南口まで大きく回り込ませる対策が取られていた。しかし、駅周辺は意外と閑散としており、DJポリスも話すことがなくて寂しそうだった。