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 迎えた当日、岐阜市中心部ではかつてない規模の交通規制が敷かれた。騎馬武者行列が行われる駅前の大通りは完全に封鎖され、交差する道もことごとく封鎖。JR岐阜駅北側の道路は南北・東西ともに完全に封鎖し、“DJポリス”も配置された。

 

 私も観覧に申し込んだが、当然のごとく落選。

 落選メールには「当選者以外の観覧スペースはありません。」と明記されていた。

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 そんな私のもとに飛び込んできたのが友人からのメールだ。

「なんとなく申し込んだら当選した。あまり行くつもりはなかったけど、4人まで行けるから、行きたいのなら一緒に行く?」

 これに飛びついて、観覧席に入り込むことに成功した。

観覧場所の“万全すぎる”警備体制

 片側4車線、合計8車線の大通りを封鎖して、騎馬武者行列は行われる。スタートからゴールまで約1kmの道のりを、キムタクらは北進車線をパレードする。

 

 反対の南進車線が観覧席。行列が通過してもしばらくは観客の動きを抑制し、追いかけようとする人や、一斉に帰ろうとする人の流れを抑制するために、観覧席は16のブロックに区切られていた。

 観覧席の後方には歩道があるが、行列が始まると当選者以外は入れないように規制される。脇道から見ようとする人が殺到する恐れもあったため、脇道は全て10m以上手前から複数の規制線が張られ、警察官と警備員が配置されていた。

 

 万全の体制である。

 

 観覧エリアの入り口でQRコードを提示、さらに身分証で本人確認をして入場完了。なお、私たちが到着した時点で既に大半の観客が入場していた。最前列の人は朝5時から並んでいたのだという。

 

 観覧場所に立って待つこと2時間。行列がスタートし、観客のボルテージも上がってくる。馬に乗った伊藤英明さんが登場するやいなや大歓声が上がった。

 

 その後、馬に乗った織田信長役の木村拓哉さんが観覧場所に差しかかると、ひときわ大きな歓声が。

 

 伊藤さんも木村さんも凛々しい姿を披露し、堂々とした振る舞いはファンを魅了した。