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「チャイナでもアミでも」「嫌なら縛って写真」精神科医が患者の女性と次々に性的な関係に… 弱音と暴言を織り交ぜた“断れない手口”とは

「チャイナでもアミでも」「嫌なら縛って写真」精神科医が患者の女性と次々に性的な関係に… 弱音と暴言を織り交ぜた“断れない手口”とは

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genre : ニュース, 社会

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 診療報酬の詐欺以外にもX氏のクリニックでは薬の処方や職員に対するパワハラなど多くの問題を抱えていたという。X氏のクリニックで約1年間勤務し、A子さんの遺体の第一発見者となったY子さんはこう話す。

「X氏のクリニックは診療報酬の詐欺以外にも、向精神薬の杜撰な取り扱いなど多くの問題がありました。X氏が診察していないのに薬を処方したり、時にはX氏が勝手に薬を持って行ってしまうことも……。働いているだけで不正に荷担してしまうので、いつか自分たちの資格も無くなってしまうのでは、と職員同士でよく話していました。

 X氏のセクハラとパワハラに悩む職員も多く、入れ替わりが激しかった。私が在籍していたあいだに20人ほどが辞めていました。その中でもA子さんへの接し方は最悪でした」

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X市のクリニックがあった垂水市のビル

「X氏の謝罪も一切ないので、断ち切れない」

 マトリの捜査、膨大なLINEメッセージ、元同僚の証言……A子さんの身に起きた悲劇の詳細が明らかになるにつれて、遺族はX氏に対する憤りが募るという。

「A子の死からもう6年が経っています。早く忘れたい思いもあるのに、X氏が責任はない、という態度で謝罪も一切ないので、断ち切れない。訴訟をしていますが、その結果よりもあの医者が二度と患者の前に立てなくなり、新たな被害者が出ないようになってほしいというのが私の思いです」(A子さんの母親)

 取材班は代理人弁護士を通じてX氏に取材を申し込んだが「本人は取材に応じる意志は無い」という回答だった。代理人弁護士は「被告はすでに破産しており、今回の訴訟は女性の死について、破産法上の非免責債権にあたる故意や重過失があったのか、ということが争点。当事者間のLINEが改ざんされている可能性もあり、原告側に十分な立証はできていないと考えている」と話した。

 ストレス社会と言われる現代において、精神科の病院やクリニックの責任は極めて重い。プロと信頼して悩みを打ち明けたのに、その悩みにつけこむような医師がいるようでは安心して医療を受けることすらままならない。A子さんの遺族がX氏を訴えた民事訴訟の判決は来年2月に言い渡される予定だ。

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。

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