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「手を高くすることが、私にとっては脳を使うこと」

――まったく90歳に見えない“若さ”の理由が、なんとなくわかりました(笑)。

大崎 麻雀をしていると脳が活性化するのがわかるんです。ピキーンって脳が回っているなって。私ね、安い手では上がらないようにしてるんです。

――今の言葉を口にするとき、とてもいい顔をされていました。

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大崎 手を高くすることが、私にとっては脳を使うことにつながっているんです。

©文藝春秋

――健康麻雀に、まさかオオカミが紛れ込んでいるとは(笑)。やっぱり負けたくないという気持ちが?

大崎 もちろん! 健康麻雀だから楽しむことと脳トレが一番の目的ですが、それでも私は負けたくない。さらに強くなるために、ここ2~3年は戦績の記録を付けています。

――大崎さんの話を聞いていると、「気持ち」ってとても大事なんだと改めて気付かされます。

大崎 やれるんだったら、やってみたほうがいいわよ。私はね、「今後やりたいことがあるとしたら何?」と言われたら、社交ダンスを挙げます。若いときにやっていたけど、子育てとかいろいろなことがあってやめちゃって。でも、麻雀仲間が社交ダンスの会に入っているから、私もまたやりたいなと思って。やれる可能性がゼロじゃないのに、できないと決めつけてしまうのは、もったいないと思うのよね。

写真撮影=深野未季/文藝春秋

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