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浜田の堤防から大型青物「ヒラマサ」を狙う! 豪快な引きで竿をブチ曲げた魚の正体は…

浜田の堤防から大型青物「ヒラマサ」を狙う! 豪快な引きで竿をブチ曲げた魚の正体は…

島根釣行2022レポート #1

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浜田市が誇る「海上の楽園」沖堤防へ

 浜田市の海上には、陸からそう遠くない範囲に複数の沖堤防があり、3つの渡船屋から各所、好きな場所へ上陸できる。

まるで要塞のような堤防まである

 一文字とも呼ばれる全長100mに満たないものから1000mに迫る大堤防まであり、初めて訪れる場合は選択に困るほどだ。渡船屋が釣果情報を更新しているので、直近で釣れている堤防には多くの人が押し寄せる一方、1人も乗っていない堤防と二極化することもある。

 青物釣行の初日は、浜田市最長の沖堤防に乗った。釣り場総延長は2000mを越え、関東屈指の釣り公園である本牧海釣り施設(総延長1400m)を軽く凌ぐキャパシティだ。

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飛行機の滑走路のように広い堤防

 前日に釣れたポイントは密集していたため、少し離れた場所に陣取って釣りを開始した。

アジは釣れるのだが…

 山陰カゴに「これでもか」というほどボイルオキアミを詰め込んで投入した。しばらくして回収するとエサがない。繰り返していると何やら小さな魚がかかっていた。

 小アジだ。

沖には15cm前後のアジの群れがいる

 浜田の海では、日中からアジが入れ食いになる。しかも神奈川や千葉で行うような2号針のサビキで小さな吸い込みを乗せる繊細な釣りではなく、ヒラマサを狙う大きな針でも飲み込んでくるほど高活性だ。

 この釣り放題のアジが20cmを越えるようなら私は真剣に移住を考えるが、15cm未満なので泳がせ釣りのエサかリリースするしかない。さらにエサ盗りとしても厄介だが、一番問題なのはアジが釣れる状況ではそれを狙っている大型の青物が不在というわけだ。初日は13時まで続けたが、青物のアタリはなく終了した。

この日も3キロのボイルオキアミを用意した