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浜田の堤防から大型青物「ヒラマサ」を狙う! 豪快な引きで竿をブチ曲げた魚の正体は…

浜田の堤防から大型青物「ヒラマサ」を狙う! 豪快な引きで竿をブチ曲げた魚の正体は…

島根釣行2022レポート #1

note

ついに大型の青物現る!

 ウキの周りに3回ほどライズが見られた直後、私のウキが消えた。ウキが消し込むまでの展開がこれまでと明らかに違う。青物を確信して合わせると、カゴ釣り史上最大の豪快な引きが伝わった。

 ヒラマサか!?

これまでカゴ釣りで経験したことがない引き

 とても腕の力では引き寄せられないので、竿に体重を乗せて少しずつ寄せる。魚は強い抵抗を見せるも、現地の方のアドバイスを受けてハリスをフロロカーボンの10号にしておいたので安心してやり取りができた。

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 水面に魚体が浮いて青物は確定したが、魚種はなんとワラサ(小型のブリ。ブリは出世魚なので、60~80cmのサイズは関東地方では「ワラサ」と呼ばれる。80cm以上がブリとなる)であった。

水面まで浮いて来たのはワラサ

 丸々とした身体に顔つきも貫禄がでている。紛れもなく自身初となる大型の青物だった。惜しくもヒラマサとはならなかったが、釣れた喜びは計り知れなかった。

人生初の大型青物!

終わらないヒラマサドリーム

 帰港すると、すでに何人もの方がヒラマサを両手に撮影をしていた。この日も各所で大型のヒラマサが釣れている。回って来ることが運だとしても、果たして自分に80cmを越えるヒラマサを釣り上げられるだろうか? 引き味はワラサやブリとは比べ物にならないと言われる。今回の経験をもとに道具の見直しと身体を鍛える必要がありそうだ。

ヒラマサはこのワラサよりも遥かに強敵だろう…

 そして釣れたワラサは即日、お刺身にしていただいた。鮮度が高いため身は歯ごたえがあり、噛むほどにほんのりと乗った脂の旨味が口に広がる。漬け丼や煮つけにしても美味しい。

ワラサのお刺身

 釣れるまでヒラマサへの挑戦は続く。

 今回紹介した釣りはYouTubeの「ぬこまた釣査団チャンネル」でも詳しく紹介しているので、ご視聴&チャンネル登録をよろしくお願いします。

写真=ぬこまた釣査団(大西)/文藝春秋・山元茂樹

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