圧倒的なコスパを誇る「業務スーパー」。筆者の食生活にも深く浸透しており、“近所に絶対欲しいお店トップ5”に入るほど愛用している。
以前、「そんな業務スーパーの食品で果たして魚は釣れるのか?」というテーマで検証した結果、「冷凍むきあさり」「殻付きムール貝」「バルト海いわし」の3点で堤防釣りを代表するカワハギや高級魚であるアカハタ、シマダイなど多魚種を釣ることができた(バルト海いわしの釣果は、エイとウミヘビだったが……)。
釣れるだけでなく、その名の通り釣エサとしても業務用であることを検証できたわけだが、今回はさらに3点の食材を釣り場に持ち込んだ。それぞれ食材の特徴を生かしてターゲットを選定し、釣行を重ねてきたのでここに結果を報告する。
おつまみにも欠かせない「いか塩辛」が…
243円(税込)で200gの大容量。そして大切りの身が堪能できるのが「函館竹田いか塩辛」だ。ご飯にかけるだけで魔法のように白米を消費させてしまうご飯のお供である。おつまみにも欠かせない存在だ。
釣りエサとして購入したものの、ついつい自分で食べてしまって、なかなか釣り場に持ち込めなかった。
果たして釣りエサとして使えるのか? エサの視点で状態を確認してみた。
漬け込まれたピンク色のドロッとした液体はイカの肝で、塩辛を作る重要な素材。これはイカゴロとも呼ばれ、強烈な臭気を放つため釣りエサにも転用されている。
切り身のため使いやすく、集魚効果も高い。つまり、いか塩辛はこれ以上にない完成された釣りエサともいえる。早速、調査を開始した。
ゴロタ場で根魚を狙ってみた
オモリと針が一体化した「ブラクリ」を自作して、岩の隙間に潜むカサゴやソイなどの根魚を狙った。
エサ付けは針にイカをチョン掛けするだけなのだが、イカゴロが指にべたつくのが最大の難点になる。ウェットタオルを持参するか100均に売っているミニトングや箸を使うと、極力手を汚さずエサ付け可能だ。
では岩の隙間に投入……。
即座にガツガツとアタリが出た。狙い通りの好反応。