1ページ目から読む
2/5ページ目

 しかし、同じ穴に何度も入れてもエサを削り取るアタリばかりで針がかりしない。恐らく口の小さなキュウセンが突いているのだろう。1箇所で粘らず、良質な穴を求めて移動する。

エサ取りの正体は、外道のニシキベラ

人間だけでなく魚も大好きないか塩辛

ゴロタ場の全景

 続いては、複数の岩が支え合うように重なってできたこぶし大の穴に投入。今度は竿を抑え込むような重量感のあるアタリが出たので、合わせると……。

喰いついて来たのはカサゴ

 カサゴが釣れた!

ADVERTISEMENT

 いか塩辛でも魚を釣ることができた。今回ばかりは、魚がエサに飛びつく気持ちが分かる気がした。テンポよく穴を探っていくと次々にカサゴが釣れた。

サイズアップ

 針から溢れる大ぶりのイカを付けても躊躇なく食ってくる。

この日は最大で24cmまで釣れた

いか塩辛は穴釣りのコスパ最強エサだった

 結果、4時間で10匹ほど釣果が得られた。ワンパックで半日以上遊べるので、釣りエサとしても業務用で間違いない! イカのエサ持ちが良いので、交換頻度も少なく手返し良く釣りができるのも魅力的だ。虫エサやオキアミなら、ベラやカニの猛攻に悩まされていたかもしれない。

 別の日も試したところ(らせんの仕掛けで集魚剤もプラスした)、20~25cmの良型カサゴがひたすら釣れ続けた。穴釣りのコスパ最強とも言えるエサだと実感した。

カサゴは成長が遅いため全てリリースした

いか塩辛を使うメリット
・切り身に加工されているので刺しエサにちょうどいい
・イカの内臓(イカゴロ)に漬け込まれているので集魚効果が高い
デメリット
・素手で扱いにくい

【200円で大容量!】業務スーパーの「いか塩辛」で魚が釣れるのか? 穴釣りで検証してみた

カナダわかさぎ

 500g入って408円(税込)の魚好き向けの徳用冷凍食品「カナダわかさぎ」。

カナダわかさぎ

 イワシやサバなどの青魚と違い、クセのない爽やかな香りでから揚げや天ぷらにしていただける商品だ。

天ぷらにしてみた

 こちらも早速、釣りエサに流用できるのか状態を確認していく。