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カナダわかさぎを使うメリット
・とにかく大容量(小分けにすれば数釣行使える)
・身に張りがありエサ持ちが非常に良い
デメリット
・サイズにばらつきがあり、テンヤで使うには大きすぎるわかさぎも入っている
・ルアー的な使い方では釣れてもウキで釣れるか検証が必要

【400円で大容量!】業務スーパーの「カナダわかさぎ」で釣れるのか? 検証すると自己記録の高級魚が釣れました

殻付きあさり

 味噌汁やアクアパッツァ、バターソテーの定番食材「殻付きあさり」。冷凍状態で売られているので、いつでも冷蔵庫から取り出して使えるので便利な商品だ。

殻付きあさり

 その利便性は、料理のみならず釣りエサにも同じことが言える。では殻付きあさりを釣りエサ的観点で見て行こう。

 こちらの内容量は1袋150gで3袋入り343円(税込)。商品説明には「軽く湯通ししている」と記載されているため生ではない。

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 ここで気になるのは殻付きであること。料理に使う場合、特にアクアパッツァは見栄えも重視されるので殻付きのメリットはあるが、釣りエサの場合には同じ業務スーパーの商品としては「むきあさり」もある。殻の重量込みで450gでは、確実に殻分を損しているではないか!

 しかし、殻付きが圧倒的なメリットになる釣りがある。

 それがかぶせ釣りだ。

 前回の業務スーパーネタの記事では「殻付きムール貝」を紹介したが、かぶせ釣りは二枚貝を用いてオモリを使用せず、殻の重量で仕掛けを沈めて魚を釣る伝統釣法だ(厳密にその他にも定義はある)。

牡蠣を使ったかぶせ釣りで釣れたイシダイ

 つまり、殻付きあさりはかぶせ釣りのエサとして使えるわけだ。

小粒な貝で果たして釣りができるのか?

 竿は穂先が細くてしなやかなアタリの取りやすいイカダ竿を使用した。

 かぶせ釣りは大物を狙う釣りと認識されているが、狙いはカワハギなのでメインラインは3号で針はチヌ針2号を用いた。

針と糸だけのシンプルな仕掛け

 いくら殻付きとはいえ、一粒のあさりの重さは数グラムと軽い。海底まで沈めることができるのか? 実際に落としてみると、これが海底に引き込まれるように沈んでいく。